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2012/12/21(金) 「平清盛」第47回「宿命の敗北」
引き続き治承4(1180)年。この翌年にはもう清盛が死んでしまうので、展開がゆっくりになっています。

石橋山の戦い&義経が奥州を出る

富士川の合戦で平家敗走

義経、頼朝と対面

を35分でやり、「富士川の敗北が平家にとって何を意味したか」、もっと言うと「このドラマでは富士川の敗北をどう解釈するか」を残りの10分で見せるという構成です。つまりドラマが視聴者に見せたいのはラスト10分なので、その前の35分は壮大な前段と考えた方がいい。その点では前回の「頼朝挙兵」も、ほぼ同じ作り方です。

本作のほかの史実描写にも割と当てはまると思うのですが、実際にあった出来事を描くにあたって「出来事そのもの」よりも、「その出来事が当事者たちにとって何を意味したか、当事者たちがどう受け止めたか」にウエイトを置いていますよね。だから合戦シーンの描写は短時間で終わってしまったりするのだと思います。このやり方は、下手をすると「ある出来事の解釈を登場人物が長々と語る」場面ばかりになってしまうので、活劇を見たい人には物足りないと思います。(本作の保元の乱は悪い例。戦場で武将たちがべらべら喋ってばかりいて、青年の主張コンクール状態になってました)

話が逸れました。

平家はもはや武士ではなくなった、権力を握る過程で変質してしまったのだと訴える忠清。平家という水を入れるのに、清盛は新しいコップをつくらずに、すでに「貴族」という水が入っている、以前からあるコップを使おうと思った。そのコップから貴族という水を出し、平家という水で満たして行ったのですが、そのコップにうまく入るには平家は変わらざるを得なかったのですね。

もう平家に自分の居場所はないと感じている忠清は、首をはねてくれと清盛に頼みます。清盛はそれを受けて宋剣を抜きますが、剣の重みで後ろにひっくり返ってしまい、しかも剣が錆びていました。

私は前回、清盛は宋剣にすがったのは「武士の面を取り戻した証」と書いたのですが、そんなに甘くなかった!藤本先生はもっと酷だった!自分が武士だと思いだしたときには、もう手遅れだったのです。ふ、藤本先生、鬼や…。・゜・(ノД`)・゜・。


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