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2012/10/08(月) 「平清盛」第36回「巨人の影」
この回は重盛がメイン。演出は中島由貴さんです。

1169(嘉応元)年3月20日、清盛(52)が後白河院(43)を招いて千僧供養を行っていました。

ヒゲデビューした重盛(32)は清盛から棟梁の座を譲られますが、時子腹でないという懸念を成親(32)に打ち明けます。大丈夫だって!You can do it! と重盛を励ましながら、重盛が場を離れると「小者が…」とつぶやいているというブラック成親。

しかし重盛も、不安をこぼす相手が成親ってのが、また何とも。まあ宗盛以下時子腹の弟たちに言っても分かってもらえないのでしょうけど。

4月、滋子(28)が院号「建春門院」を賜ります。メイクが公家メイクに変わっている!人の顔は眉次第で大きく変わりますね。近侍しているのは「たまきはる」作者の健寿御前(13)。どう見ても13歳ではありませんが、建春門院の侍女という記号として出ているんでしょう。

福原では清盛が大輪田の泊の改修について、兎丸と協議中。新棟梁の重盛が真面目な性格であることについて、「清いだけでは務まらぬのが、武士の棟梁じゃ」とつぶやきます。真面目すぎて融通が利かない、ということでしょうか。

さて、蛭ヶ小島青春グラフィティ。頼朝がいる邸をこっそり覗きにきた政子(13)は、前回つかまえてしまった徘徊青年が「佐殿」と呼ばれていることを知ります。

再び、京。
6月17日、後白河上皇は出家して後白河法皇に。
前回、清盛は比叡山延暦寺と手を携えたいとして、延暦寺の明雲から戒を受けました。王家の人々も出家する際には延暦寺に頼んでいたのですが、後白河院が選んだのは園城寺(三井寺)。ウチを使わないなんてムキー!となる明雲(56)。

さらに、成親の家来が日吉大社の神人(じにん/じんにん)と衝突する事件が発生。日吉大社は比叡山延暦寺の支配下にあったため、延暦寺が成親の処罰を要求します。ところが後白河院は、日吉の神人の禁獄を決定。明雲以下の延暦寺の僧たちを怒らせてしまいます。

怒った坊さんがやることといえば、強訴。成親の流罪を求めて、向かった先は院の御所…ではなく、高倉天皇(9)のいる内裏。神輿ごと座り込みを始めます。

後白河院が比叡山に屈服すまいとして成親を処分しなかったのが原因なのですが、ことが大きくなってしまったため、意志決定は議定の場へ。重盛は義兄の成親のため、山法師を武力で排除する気満々。しかし福原から戻ってきた貞能によれば、清盛の指示は「議定でどんな判断が下ろうとも、山法師と敵対してはならない」。

議定で結論が出ないことに苛立った後白河院は、山法師を内裏から追い出すよう自ら平氏に命じますが、重盛はついに動かず、成親の流罪が決定。成親の妹・経子を妻に持つ重盛には、つらい結果となってしまいました。

次のシーンですよ、問題は。

朝、憔悴した様子で帰宅した重盛を待っていた経子。お兄様が流罪になっちゃったじゃない!清盛様が何と言おうと、法皇様の言う通りに山法師を追い払えばよかったじゃないの!と重盛を責めるかと思いきや、

「お疲れになったでしょう。すぐに朝餉に致しましょう」

こ…これはつらいですよ重盛は。この対応は、どう考えても経子の本心ではありません。重盛にすれば「妻に本心を隠されている」ということになります。「そこまで妻に気を遣われてるんだ、俺…」と思ってしまうよね。それなら、経子からストレートに非難された方がまだ気が楽だったでしょう。

ところがその後、検非違使別当の時忠(42)が、日吉の事件で取り調べがいい加減だったことを理由に職を解かれてしまいます。後任に就いたのは、配所の備中から召し返された成親。後白河院は比叡山に屈してはおらず、山法師の排除に動かなかった平家にも「朕の言うこと聞けやコラ」と釘を刺したのでした。

この処置に動揺した平家では、時子(44)が重盛に「法皇様をいさめよ」と言いますが、判断を下せない重盛。胃が痛そうな顔してます。「もはや大殿にお出ましいただくしか」と言い出す宗清に対し、「それはならぬ。一門を率いるのは私の務めだ」と制しますが、「恐れながら、それができていれば何も申しませぬ」と返されてしまいます。

重衡(14)@辻本祐樹くんはこの場面がお披露目でしょうか?素直そうな少年という感じで好感。

後白河院が再び「反・比叡山」の姿勢を示したため、延暦寺がまた強訴に出る…という噂が流れ始めました。清盛は、頼盛(38)と重盛を福原に呼び、「集められるだけの兵を六波羅に集めよ。しかし断じて動かすな」と指示。ますます「何それ…」という顔になる重盛。

兵が集まっている六波羅邸にやってきたのは、後白河院と藤原基房(26)・兼実(21)兄弟。平家の動向をいぶかっていたのです。兵を集めた目的を問われて重盛が答えに窮しているところへ、清盛登場!

一歩ごとに効果音というのがゴジラっぽいんですが。

オマエ比叡山の味方なんか、朕の味方なんか、どっちやねん!この兵は何やねん!と後白河院に詰め寄られるも、清盛は「ちょっとハイキング行って来ますわ」とかわして平然とした様子。

平家とその武力は、院の手足ではない。院や院近臣の一挙一動なんかに右往左往しなくていい。院に便利に使われるなと清盛は言いたかったのでしょう。

後白河院は時忠の流罪を撤回して成親を解官。成親は「平家が動かなかったせいで…」と恨みを抱きます。

ラストシーンでは、徳子(16)@二階堂ふみさんが登場。きれいですね!

窪田重盛、うまいです。今回の重盛エピは時代を問わず普遍的にありそうなんだよね。自分に重ねて見た人、多いんじゃないでしょうか。「大きな父を乗り越えられるか」という課題が、代替わりのたびに繰り返されるんですね。


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