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2012/01/25(水) 「平清盛」第3回の補足
・宗子さんのこと。彼女が「清盛は私の子」と言ったり、家盛に「嫡男は清盛です」と念を押したりするのは確かに不思議なんですが、もし彼女が全面的に家盛側に立ったら、この家はバラバラになると分かっているんでしょうね。そして清盛も孤立する。宗子さんが清盛を守ろうとするのは、忠盛が(なぜかは分からないけれど)清盛を買っているようだから、忠盛の判断を信じようとしているんだと思います。

・第3回で描かれた、弱い者を守っているつもりが全然守れていなかったという無力感って、「十訓抄」にある「立場の弱い者に優しい清盛」を連想させました。あの優しさの基盤にあるのはこういう経験だったんだろうな、と想像させるに十分なストーリーだったと思います。

さて、【今週のあっきー】。1話ぶりにあっきー登場ーー!2人目の子役君に代わっていますが、残念ながら1場面のみで台詞はありませんでした。政治には一切タッチできず、寂しい日々を送るあっきー。
 その母・待賢門院は夫の鳥羽院を訪ね、和歌好きの帝に、歌の上手なものを側に付けてやってはと提案しますが、院は「選りすぐりの近臣を付けてある」とつれない対応。これに対し待賢門院は「なぜ上皇様は帝につろう当たられるのですか?愛しくはございませぬか?」と無邪気に問います。「我が子ではない子を愛しく思えというのか!」と額に青筋を立てる院。その憤りを全く気にせず、「それでもおじい様の子なのですから、叔父子とでもお思いになればいかがです?」

いかがです?

いかがです?

です?

……。

どうしよう。もう誰も璋子に太刀打ちできない。

この人は後ろめたさとか罪悪感とか全くないようです。男女関係フリーダムの白河院のもとで育てば仕方ないのかもしれませんが。仮に「不倫はよくない」とは最低限思っていたとしても、「でもその相手が夫のおじい様で、生まれた子も夫からすれば叔父なんだから、親戚の子供の感覚で可愛いんじゃないかしら」くらいのぶっ飛び思考回路なんですきっと。天然って怖ぇえ。璋子が無敵です。

次回もあっきーは子役で、5話から本役の井浦さん。楽しみですー。

2012/01/24(火) 「平清盛」第3回「源平の御曹司」
今回はもう分かりやすいことこの上ない、ベッタベタの王道展開でした。もちろん、正面からがっちりやれば面白くなるのが王道の王道たる所以で、思いきり楽しむことができました。

…が、一つだけ注意点があります。それは、義朝の年齢は忘れなければならないということです。ここさえ目をつぶればあとは無問題。

1132年、清盛は西海(具体的な場所は不明ですが瀬戸内のどこか)で、鱸丸らとつるんで海賊退治の日々を送っていました。海賊から積み荷を奪い返し、船主からの分け前を庶民に配っていたのでした。

変わって、京。忠盛が家盛に舞の稽古をつけていると、伊藤忠清が駆け込んできました。清盛様がー!と慌てふためく忠清に連れられて忠盛一行が検非違使庁に駆け付けると、泥だらけの賊に混じって清盛と鱸丸がふんじばられてます。

こんな汚いなりでは捕まっても仕方がないと笑い飛ばす家貞。
もおおーーしわけございませええんと忠盛に土下座する盛康。
兄上お久しゅうございます(*´∀`*)と喜ぶ家盛。
平次元服したのかそれはめでたいのうはっはっは、と上機嫌の清盛。
はっはっはではのぁーーい!とキレる忠正。

この面々を統率する忠盛の苦労はいかばかりか。
まともなのは忠清くらいじゃなかろうか…

友を捕らえられた上に西海に戻ることも許されなかった清盛が怒り心頭で歩いていると、目の前に一人の武士が現れ「平清盛、俺と競べ馬で勝負せい」といきなり持ちかけます。それどころではない清盛は当然無視しようとし、しつこい武士にいら立って「大体、誰なんだお前は!」と聞くと、

誰でもよぉーーーい

…ではなく(すいません)、「八幡太郎義家の曾孫、源為義が嫡男、義朝」と名乗りました。義朝は1123年生まれなので…うわ何をするやめあsdfghjk

さて清盛は父から、鳥羽院を警護する北面の武士に加わるよう命じられますが、条件反射で拒否。「王家の犬にはなりたくない!たくましき野良犬として生きていく」と唾を飛ばしていきがります。それを無表情で聞き流す忠盛の威圧感が絶大。眉ひとつ動かさない冷ややかな顔がたまりません。

さて再び賭場にいる清盛、負かした博徒にある話を持ちかけました。

この博徒たちが検非違使庁の門番に石を投げて乱闘になり、その隙に清盛が三人の同輩を牢から助け出します。脱獄を成功させて上機嫌の清盛を呼び止めたのは、またしても義朝。なんでこの人は清盛の行くところに現れるのか。
「なぜ北面の武士を断った?」と食ってかかる義朝。義朝は北面に加えてもらえなかったのです。えーと北面の武士は何歳から入れるのか分かりませんが、いま1132年で義朝は1123年生まれだから…数え年で…うわ何をするやめzxcvbんm

清盛は義朝の問いかけに、またしても「王家の犬にはなりたくない、俺は1人で生きておる!」と突っ張りまくった発言をしますが、義朝はその浅はかさを見通したかのように「やはり甘やかされた御曹司か」と鼻で笑って去って行きます。

その直後、さっき脱獄させた三人が北面の武士に行きあい、取り押さえられてしまいます。三人を助けようとする清盛を、必死に止める鱸丸。

清盛のこのトラブルを、平家の面々は賄賂で隠し通すことに。そこへ清盛が帰宅し、「自分一人で責めを負う」と言いだします。どのように、とすかさず尋ねる忠盛に「やったことを全て正直に…」と清盛が答えると「ならぬ」と却下。「この件には関わりないと言い通せ」というのです。例によって父の冷淡な態度を理解できない清盛は「輩を見捨てられない」と主張しますが、忠盛はやはり冷やかに「お前はその『輩』と何をしておった」と問います。やっと主張の場を与えてくれた、とばかりに清盛が「船の警護をしていた」と誇らしげに答えると、忠盛が非情な事実を告げました。清盛が守ったと思っていた村は後日、恨みを抱いた賊に集団で襲われていたというのです。お前の浅知恵のためだ、お前が村を襲ったも同じだと厳しく叱責する忠盛。それでも清盛が生きていられるのは、平氏一門に守られているからでした。そんなことにも気付かずに「俺は1人で生きている」と思うなど、勘違いもいいところだったのです。「そんな赤子のごとき者が、いかにして一人で責めを負うなどと申すのじゃ!」とダメ押しの一喝を浴びせられ、清盛完敗。泣き出してしまいます。

忠正が「もう平氏と縁を切れ」と静かに言いますが、それは許さないという忠盛。それはおかしい、正妻の気持ちも考えて下さいと忠正が詰め寄りますが、忠盛は「清盛は平氏に必要だ」と言うだけ。この理由は清盛本人にも、視聴者にもまだ分かりません。こののち忠盛の考えが明らかになるのでしょう。

家を飛び出した清盛はぐちゃぐちゃな精神状態のまま義朝に競べ馬を挑みますが、落馬してあっさり敗北。ここでまた義朝相手に己の愚かさを嘆いて泣くものの、事情を知らない義朝には「なんのこっちゃ」という感じ。源氏のほうが上だと分かって気分がよい、と言い放って義朝は去って行きます。義朝は満年齢だとえーと…もう…いいです。

この義朝の言葉が清盛にとっては良い意味で挑発となり、泣きべそモードからケンカモードにチェンジ。「次は負けん!」と言って義朝を追いますが、「次などないわ、勝手に吠えておれ負け犬」と余裕をかまして草原の向こうへ。「叩きのめしてやるー!」と吠える清盛。夕日に照らされる草原。

少年ジャンプです、はい。
執筆のBGMはタルカス!藤本先生に応援のおたよりを出そう!!

今のままではだめだと分かった清盛は、意を決して北面の武士の一員となり、鳥羽院の御前に参上…ってこの人、制服の直垂をアレンジしちゃってるんですが。せっかく少し成長したかと思ったら制服改造とか、やっぱりまだ中学生だこいつ(笑)。

そんな清盛の北面ライフはどうなるのか、次回も面白いことになりそうです。

2012/01/22(日) 拍手お礼
1月18・29・20日に拍手下さった方、ありがとうございます♪
確かに清盛・義朝は、役者さんの実年齢と役年齢がかなり離れていましたよね。白河院との対峙は松山さんがエネルギッシュで良いかなという気もしますし、難しいところです。
あっきー好きですよ〜。彼と頼長が、私の中での院政期ツートップです(笑)。井浦さん登場を楽しみにしています。

さて今日は「平清盛」第三話が放送されました。ツイッター上では「少年マンガ」と無数のユーザーに言われていましたが、面白かった!と私は思います。詳しい感想はまた改めて。

2012/01/17(火) 「平清盛」第2話の補足
1つ前の投稿が字数オーバーになってしまったので、補足です。

【今週のあっきー】今週は崇徳帝の出番がありませんでした…。ですので、特に脈絡もなく挿入されていた鳥羽院と璋子の閨事について。本作では叔父子説を採った上に、崇徳帝即位時点で鳥羽が璋子の不倫を知るという設定だったのですが、それだとその後も鳥羽院と璋子の夫婦関係が続いて後白河院ら子どもたちが生まれることの説明がつかないのではないか、と危惧していました。

ですが今回、鳥羽院が痛々しいほど憔悴した様子で璋子に花を贈り続けている描写でうまく辻褄が合ったように思います。白河院との不倫でプライドを打ち砕かれた鳥羽院は、璋子の心を引き寄せることでしか自信を取り戻せなかったのではないでしょうか。璋子のもとに通っていたのは愛しているからというより、自分の精神安定のためという感じでしたね。

仮に璋子が感情をはっきり表す人で、「私、上皇様のことなんてどうでもいいの」という態度だったら、鳥羽院も(悲しみはしても)あきらめがつくと思うんです。ところが璋子は育ちがいいばっかりにいつもほわ〜んとしていて、白河院にも鳥羽院にもにこやかなものだから、鳥羽院は「璋子は一時の迷いで白河院と同衾してしまっただけで、本当は夫を思っているのではないか」というかすかな望みを抱いて、彼女にすがってしまうんです。…なんて罪な女だ、待賢門院…。

このあと得子が登場するわけですが、璋子への歪んだ思いに対して得子への愛情はどう描かれるのか、興味深いです。

2012/01/16(月) 「平清盛」第2話
第2回「無頼の高平太」。

この回は実を言うと、私は「この筋で何を見せたいのか」と思ってしまいました。何となくは感じ取れるのですが、どうもはっきりしない感じ。もちろんこれだけで感想を終わらせてはつまらないので、第2話の私なりの解釈を書いてみます。

冒頭は賭場で遊ぶ平太。役者は本役の松山ケンイチにバトンタッチ。祇園女御のもとで双六を覚えたばっかりに、博打に興じる不良少年に…。このあたりは学ランをだらしなく着て(中に真っ赤なTシャツとか着てる)、ゲーセンに入り浸ってケンカする中学生という感じ。実の親に育てられていない孤独感から、荒れてしまったようです。荒れる11歳。若いな。とはいえ、肌身離さず持っているのは前回ラストで忠盛が地面に刺し、平太がやっとのことで引き抜いた宋剣エクスカリバー。元は忠盛が海賊から取り上げたものですから、平太にとってこの剣は「強い武士・忠盛」の象徴です。それを片腕のように使うところに、忠盛のような強い武士になりたいという平太の憧れが表れているのだと思います。

ところが、忠盛は平太の実の父ではありません。したがってどんなに目標と仰いでも、平太が自分を確立していく基盤に忠盛はなってくれないのです。どんなに慕っても、忠盛はあくまでも他人であり、どこか距離を感じてしまう。その思いが平太の心に影を落として、荒れた行動に走らせていたのではないでしょうか。

まあだいたい、グレる子供というのは親の関心を引きたがっているだけだったりします。笑。

それを分かってか、忠盛は平太を特に叱ることもなく「好きにせよ」と放任状態。あえて突き放す方針のようです。

夜の京をうおー!と馬で駆け、「誰なんだ、俺はァー!」と月に向かって吠えると、どこからか「誰でもよぉーい!」という声が。平太が掘った落とし穴にはまった高階通憲が助けを求めていたのでした。サダヲ通憲から、白河院の悪法について聞く平太。

年が明けて12歳になるも、勝手にセッティングされた元服の席で平太はまたも反発し、剣先で冠を投げ、実父の白河院を批判して席を蹴ろう…としたところで広瀬中佐改め伊藤忠清(ふじもっさん)に羽交い締めにされて強制加冠。命名、清盛。そんな元服だったんかい。ここでも忠盛は平然。ちなみにこの場面、清盛の宋剣の使い方がうまいです。松山さんは登場間もないのですが、この剣にかなり馴染んでいる感じがしますね。

とりあえず無理やり元服したものの、引き続き反抗期の清盛は無帽のまま。しばらくこのスタイルで行くようです。

そんな折、兄貴分である上川鱸丸の父が、法に背いて漁をしたため捕縛されます。助けないと!といきり立つ清盛に対し、院に楯突くなという冷淡な忠盛。自分のいら立ちを受け止めてくれない忠盛に、ついに清盛がキレます。キレる12歳。若いな。

番宣で何度となく流れた台詞「罪なき民を泣かせて、武士など名乗れるか!」。自分は強い武士として生きたい。武士が強くなければならないのは、弱い者を守るためじゃないのか!父上なんか武士じゃねーよ!…と駆け出す清盛。清盛が自らを「武士」と言ったことに気付いて、忠盛ハッピー。そこに喜んでいていいのか。清盛は白河院に特攻かけに行っちゃったよ!

ここで清盛が白河院に対面できてしまうのは普通はあり得ないことなんですが、そこはドラマということで。話はなぜか清盛の母・舞子のことになり、清盛は舞子の最後を聞かされてしまいます。母を殺されたうえ、それを指示したのが当の父だと知り、清盛呆然。なんでこんな人でなしを親に持っているのかと呪う清盛に、「そちにもこの物の怪の血が流れておる」と告げる白河院のダメ押し。血の呪縛から逃れようったって無理だ、お前は自由にはなれない…と目の前で言われてしまったのです。

何も解決しないまま帰宅した清盛は、父は死んだと鱸丸から聞かされ、無力感に打ちひしがれます。通りかかった(というか清盛を出迎えた?)忠盛に、舞の稽古をつけてほしいと請う清盛。

そして石清水八幡宮で、清盛は白河院と対峙して剣舞を披露します。剣が途中から鱸丸の投げ入れた愛用エクスカリバーに変わり、目の前の大きな何かを斬ろうとするかのように剣を振り回す清盛。果ては舞台から飛び降りで白河院に飛びかからんばかりに舞います。そして舞を終えた清盛に、白河院が「武士の子らしい」と声を掛けたのです。憧れの養父と憎き実父の間でぐらぐらと揺れていた清盛のアイデンティティが、とりあえず後者の呪縛を断ち切った瞬間でした。

かといって清盛は平家の一員として生きるのではなく、「武士か、院の子かなんていう迷いはどうでもいいことだった。自分はどちらでもない、自分にしか歩けない道を行く」というのが、清盛の見つけた答えでした。通憲の突っ込み「誰でもよぉーい!」が、意外にも正解を指し示していたのです。これに対し、やっぱり「好きにいたせ」の忠盛。でも冒頭の突き放した表情とは違い、すこーし微笑んでくれました。

ラストで白河院が崩御し、次からはいよいよ鳥羽院政が始まります。

というわけで第2回のテーマは「巨大な父の存在をいかに克服して自由になるか」といったところでしょうか。この回では白河院の呪縛にけりを付けましたが、まだ忠盛という大きな存在がいますので、それをどう乗り越えるか、というのもポイントになってくるのでは。

2012/01/12(木) 拍手お礼
1月7日に拍手下さった方、ありがとうございます!
よかったらまたおいで下さい♪

今日はこの冬一番の寒さだったらしく、朝は道路がバリッバリに凍ってました。車はノロノロ運転で、いつもは35分でつく距離が1時間20分…。日中は青空が出て、雪が少し解けたようで、よかったです。
みなさんも体調には(あと、交通安全にも)十分ご注意ください。

2012/01/08(日) 「平清盛」第1話
NHK大河ドラマ「平清盛」の放送が始まりましたー♪

面白かったです。期待して公式サイトとか、まめにチェックしてきたのが全く無駄じゃなかった。引き続き視聴決定です。

低い地位からのし上がっていく、今後の清盛の原点がしっかり描かれていましたね。忠盛渾身の一喝、「死にたくなければ、強くなれ!」がガツンときました。父が地面に刺した剣が、平太が引っ張ってもなかなか抜けないっていう描写もイイ!

第一話らしく、今後のストーリー進行の基本になるエピソードがあちこちに盛り込まれていました。「子供のように」という舞子の言葉、海に生きている忠盛一家、汚れ仕事をさげすむ貴族…などなど。血にまみれる「業」を引きうけながら、貴族にはあごで使われる報われなさ。こういう状況だからこそ、清盛の心の底に「これを変えるには、自分が強くなるしかないんだ。自分で行動して、新しい動きをつくっていくしかないんだ」という思いが生まれる…というのがよく分かる見せ方になっていたと思います。

よれよれで泥だらけの着物、コーンスターチ大奮発の画面もリアルさが感じられて、成功していると思います。(やはり「江」は上品すぎましたね…。あれはあれで一つの路線なのかもしれませんが、私は今回のような泥臭いのが好きです。)次回以降は本役の松山さんが登場するので、ますます楽しみ。

そういえば、清盛が厩(うまや)で産まれたのがちょっと驚きでしたが、考えてみれば祖父の正盛は藤原顕季(白河院の乳母子)の厩の別当だったので、忠盛がとっさに舞子を厩に連れ込んでもまあおかしくはないかな、と思います。少なくとも、荒唐無稽な設定ではないです。

あと、ちらりとしか出ませんでしたが藤原忠通がいい味を出しているなと思いました。彼に関しては、長く「凡庸な人」という認識だったのですが、最近ようやくその老獪さが分かってきたので、あのいやらしい顔がかなりハマって見えまして。崇徳院や頼長を陥れていく描写が見たいです。

【今週のあっきー】待望の井浦天皇は次回以降らしいのですが、ちびあっきーが可愛くてどうしようかと…本役に代わるの、もうちょっと延ばしてもいいかななんて思ってしまいました。しかし、5歳の段階で父が白河院だと知っていた描写はちょっとやりすぎかもですねぇ。そら鳥羽院も血相変えるよ。

2012/01/07(土) 拍手お礼&辰年のこと
1月3日に拍手下さった方、ありがとうございます!
頼長の描写は気になりますよね。彼の性癖がドラマで描かれるのは初めてだと思うんですが、日曜8時枠でどれくらい生々しくできるのだろう…と考えてしまいます(汗)。

さて、2012年の干支は壬辰(みずのえたつ)。院政〜源平期では1112年、1172年が壬辰です。

平家関連で辰年の人というと、何と言っても1160年生まれの平教経。そして1124年生まれの平経盛も辰年です。

1160年は元号で言うと平治2年(永暦元年)。源義朝、義平、鎌田正清ら、前年末の平治の乱で敗れた武将たちが命を落とした年でもあります。能登殿と同い年の人はいないのか、と探していたら藤原(近衛)基通がいました。清盛の娘、完子を妻にもらった人ですね。

そして1184年(寿永3年/元暦元年、甲辰)は一の谷の合戦というビッグイベントがありました。平家にとってはあまり良くない年、かな。

ともあれ、今年も充実した年にしたいですね。

2012/01/02(月) 更新情報
「へいけものがたりがたり」内「人物考」、崇徳院と藤原璋子(待賢門院)の項を大幅に加筆・訂正しました。

美川圭さんの「院政」(中公新書)をかなり参考にしているのですが、この本は面白いですよ。

2012/01/01(日) 新年おめでとうございます
明けましておめでとうございます!

2012年はいよいよ、大河ドラマ「平清盛」が放送されますね。平家と院政期に注目が集まる年になりそうで、楽しみです!
このサイトでも楽しく歴史トークしていこうと思います〜。
よろしくお願いいたします♪


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