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2007/12/18(火)
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8：44
もくじ
・壊れたエレクトーン
薙がほんの小さい頃…
1つの部屋をカーテンで強引に2つで分けて妹と同じ部屋で生活していた頃より更に前。
毎晩「みんなのうた」的なカセットテープみたいなのを母さんがかけてくれて、それ聞きながら寝たなぁ。
でも薙はその歌を聴くのに集中しちゃって、再生し終わるまで眠れなかったのに対して
妹は最後まで聞き終わる前に寝ちゃうあたり、既に薙と妹の性格が表れているよね。
同じベッドで、妹の上に寝たなぁ。
二段ベッドの話だよ。
要するに、薙もよく覚えてないが、小学校低学年くらいの頃か。
部屋にエレクトーンがあってね。
妹の誕生日かクリスマスかに親が買ったものだったと思う。
…ってことは妹は小学校くらいにはなってたのか？
幼稚園児にあんな立派なエレクトーン買わないよな…
ってことは薙は、10歳くらいだったのか？
そんな歳食ってたっけ？
「みんなのうた」をカセットで聞きながら眠る歳じゃない。
…まぁ、そのエレクトーン、何年もずっとうちにあったから、何歳かなんてのは些細なことだ。
薙が8歳の時にあったものが12歳になるまで家に在ったっていいじゃないか。
さて、本題だけど、そのエレクトーン。
いつからか壊れたんだ。
音が鳴らなくなったわけじゃない。音が勝手に鳴るようになったんだ。
普段は気にならなかった。
気になるのは寝るとき。
上記の通り、カセットを聞いていたからその間は気にならない。
でも、カセットの再生が終わると突然耳に入ってくる音。
誰も触っていないのに鳴る鍵盤。
ある音程の音だけが不規則に。
電源ボタンを押しても、音量を下げても鳴り止まない。
薙は怖くなって電池を抜いた。
さすがに、電池を抜くと、糸が切れるように、ブツッと音が切れた。
しかし今思えばなぜ、電池を抜くことでしか音が消えなかったのか。
電源ボタンも音量も壊れていたのか？
…確か、音量か何か分からないけど、ツマミがたくさん付いていた。
その1つをいじっただけで、実はそのツマミは音量調整ではなかったのか。
薙の人生の中の、不気味な体験の1つである。
れすなし
最近思想で薙の相手をしている茜さん
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