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2006年7月
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2006/07/11(火) 睡眠不足の逆って何さ
今日は休日だったのだけど、目覚めたのが19時でした。23:43
しかも、11時にかけたはずの目覚ましは23時になるしさぁ…ほんとこの時計もうやだ………




もくじ
・いきあたりばったりメイキングストーリー



前回はこちら
http://diary3.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/holicholic/?Y=2006&M=7&D=5


 はるか遠く…およそ十数メートルほど先の茂みの陰から、その音の主が現れた。
それは、いわゆる狼のような外見の生き物だった…が、その大きさは狼のそれの比ではなかった。
体長は成人男性にも引けを取らず、その口は少女の頭くらいならすっぽりと入ってしまうほどの大きさだった。
その獣は1匹ではなく、茂みの陰から次々と現れ、4匹ほどになった。
そのうち1匹が人間の腕と思しきものを銜えていたことからそれが肉食獣であることも、
少女をじっと見据えていることから自分がターゲットにされていることもわかった。
「ひっ………」
 少女は恐怖で背筋が凍りついた。
少しでも獣から離れようと、座った大勢のまま後ずさりする。
が、すぐに背中がぶつかった。
振り向くと、小高い岩壁があった。
背後だけではない、その岩壁は、少女の正面――獣がいる方向――を除いて、少女を取り囲むように存在した。
逃げ場は無かったのである。
「あ………あ………」
 四肢が恐怖でかたかたと震えた。
「ぐるるるるるるるるる」
 その獣たちは聞いたこともないような低いうなり声をあげながら、少女から視線を離さず歩き出した。
獣の進行方向は、少女のほうではなく、少女のまわりを旋回するようなものだった。
この獣は、獲物のまわりを数匹で旋回し、獲物が後ろを向いた瞬間に襲い掛かる方法で狩りをする習性がある。
1匹が噛み付けば、獲物はそちらに振り向く。
すると、今度は元々正面にいた獣が獲物の背後となり、更に飛び掛る。
そうして、獲物を四方八方から一網打尽にしてしまうのである。
 しかし、不幸中の幸い、少女は獣から離れる際に後ろを向かなかったことと、
壁を背にしたことが獣に襲い掛かられるのを抑止していた。
「ぐるるるるるるる………」
「はぁ、はぁ、はぁ………」
 恐怖のあまり、少女の呼吸が乱れてくる。
少女は胸がしめつけられるような恐怖と獣たちの視線のなかで、ひたすらじっとすることしかできなかった。
獣たちも、今まで通りのハンティングスタイルが通用せず、少女の前をうろうろしていた――が、
やがて、少しずつ少女との距離をつめていった。
少女のまわりを、半円を描くようにしながら、少しずつ詰め寄っていく。
十数メートルあった獣と少女の距離は、いつしか数メートルに縮まっていた。
 少女はどうにもできなかった。
戦うことも、逃げることもできず、ただ狩られる者としてそこに居た。
「ガアァゥッ!!」
 一番近くにいた獣が少女に飛び掛った。
「いやああああぁぁぁぁっ!!!!」
 少女の断末魔。
 ”獲物”が”餌”に変わる瞬間だった。



レス
なし



やったぁ色ポフルコン〜ランダムですけど〜


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