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2008/11/07(金)
スランプ
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昨日の日記で、スランプの話が出たので少しだけ。 私ごときが「スランプ」だなんて、他の絵師様は聞いて呆れると 思いますが^^;
過去2回、ひどいスランプに陥った事がありました。
一つ目は、初めて「対象物」を描いた時。 デッサン教室で、立方体の積み木を二つ、描いた授業での事。 それまで私は三次元で物を見た事がなく、目の前にある 立方体が描けませんでした。 友人に電話でワンワン泣きついた記憶があります。
でも、これは「実物を観察する」という素晴らしい経験に なりました。 今でも、実物を見てデッサンする方法が、画力向上の近道だと 思っています^^ サボりがちだけどね!
二つ目は、自分の絵でお金を貰えるようになった時。 私は、「絵で仕事がしたい」と、ずっと思っていました。 初めて頂いた額はもちろん少ないものでしたが、それでも お金を稼げるのが嬉しくて。
欲が出ました。
一時期、自分の案が全然通らない時期があって、にっちもさっちも いかない時がありました。 他社に応募しようかな。でもなぁ、お金貰えないしなぁ。
「お金にならない」つまり、お金が貰えないと描く気にならない。 そんな強欲な自分に気付いた時、絵を描くのが苦痛になりました。
お金になる絵って、なんだろう。 自分の描きたい物って、なんなの? 泥沼に落ちたまま、どこにも動けない様な。 「自分の絵=お金にならない=描きたくない」という、悪スパイラルに 陥って、一時期、本当に絵を描くのを辞めようと思いました。
それから、時間が経って。色んな事を理解して。 結局原点に戻って、絵を描いてしまう自分に、「アホやなぁ」と苦笑い したくなります。 結局「絵を描く」気持ちに戻るのなら、今度は後悔したくない。 そういう気持ちで、自分の絵と向き合うようになりました。 回り道、いっぱいしました。 遅すぎた道を、匍匐前進している気分です^^; でも、動かなきゃ分からないしね。 今年一杯は、足掻いてみようと思います。 頼りの相方もいるし(笑) 頼りっぱなしで、どうしよう。
「お絵描き楽しす!」 この気持ちを忘れなければ、きっと大丈夫。 絵を描く人は、皆仲間だ(>▽<)!!
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