旅人の唄
屋根の上から叫んだ、自己満足のカケラ。
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2007/01/24(水) されど、素晴らしい世界。
 要は、僕なりの解釈だとね。
どんな人間も、くだらなく素晴らしいんだ。
価値観や思想の違いで嫌悪感を覚える事は、当然だというのを前提に。
かけがえないとか、そんな綺麗な言葉じゃなくて。
醜いとか、蔑む意味もなくて。
純粋に、そう、純粋に。

面白い、訳だ。

勉学や新たな知識、或いは口コミや広告。
そう、なんら変わらない訳だよ。
違う或いは、同じという事は。
粒と粒が不規則に、かつ、あくまで似た方向にしか動けないから。
だから、この世は実に歪なうねりしか生み出さない。
軋んだ歯車の、不協和音みたいな。
時々、美しい音色も流れるけれど。
崩れてる、重なり合って、積み上がり。
それでも、細胞の様に、入れ替わり立ち替わり。
蠢く、蠢く。
だからこそ、世界は素晴らしい。
勿論、私とて歪な独断と偏見を持ち合わせる人でしかない。
だからこそ、改めて振り返った時。
ろくでもなかった世界が、愛おしく、切なく、思えるわけだ。



要は。
通じない事は、百も承知だが。
人間が大好きだからこそ、私は拒絶するのだろうな。



※※※※※※※



流星をしてて、ふと思った訳なんだけど。
どのキャラの気持ちも分かるし、また、理解出来ない自分が居た訳だ。
気持ちの、傾け方というか放出というか。
だから、多分。
誰のことも理解出来るし、理解出来ないんだろうなって。
人というか、僕は。


正直な話。
世界を壊したかった少年の気持ちも。
世界を守りたかった少女の気持ちも。
疑心暗鬼の王様の気持ちも。
純粋過ぎる彼女の気持ちも。
分かるし、解る。
頭でどう想えば、そういう答えに行き着くのかも。
何が、そうさせるのかも。
分からなくないし、解らなくない。
だけど。
何が正しいとか、間違っているとかは。
よく分からないし解らない。
圧倒的多数が正しいとか、マイノリティがおかしいとか。
言えない訳じゃない。
これだけ歪んだ世界に、答えを求める自体が、何か妙だ。
だけれど、僕らは。
どちらかに、存在してないと気が済まない。
中間とか、言っているのは嘘だ。
そういう立場は、は拒絶か馬鹿か、どちらかしかない。
じゃあ、僕はやっぱり馬鹿なのかな?
だけれど、疑問に思うのだから。
だけれど、疑問に思うのだから。



……あぁやっぱり、変だよね。
誰がって、勿論全て。


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