旅人の唄
屋根の上から叫んだ、自己満足のカケラ。
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2006年7月
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2006/07/01(土) まさに彼らは、未確認生物だった。

一言で言えば、どせいさんの様な男だったと、今なら思う訳だ。
彼と出会ったのが、果たして何処で何がキッカケかは良く覚えていない。
クラスも一度だって一緒になった事は、なかった気がする。
唯一の接点の場所といえば、それは部活で。
僕がラッパをピーヒャラしている横で、彼はチューバをボンボン鳴らしていた。
音、というよりは、リズムが好きだった。
彼の担当していた音は今でも覚えている、というより、かつて演奏した曲を聞く時は彼の担当していた部分をつい耳で追うことも常で。
今思えば、楽器があれば仲良くなれるという言葉も、あながち嘘ではなかっただろう。
何時の間にか友人になっていた。
彼は、変わった奴だったかもしれない。
普段は一見チャランポランな事を言う割には成績も良かったし、悪い奴の様な素振りを見せつつもそうではなかった。
冗談混じりに世界征服みたいな話をしたり、くだらない絵を描いて馬鹿だ阿呆だと言い合ったり。
その癖、頭の回転は私よりずっと良かった。
どんな相手にも柔軟に対応しては「あの人とあの人、本当は嫌いなんだ。」とコッソリ教えてくれたりもした。
ある意味、ろくでもない奴だろうか。彼は。
やる時はやり、やらない時はやらない。
好きな物は好き、嫌いな物は嫌い。だけどやるべき事はしっかりやる。
そんな彼が私は、なんだかんだ結構気に入ってるし。
むしろ、数少ない好きな人種なんだと思う。


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彼女は、典型的なAB型人間だった。
世の人が固定観念で生み出した『天才肌の変わり者』が、そのまま歩いているような人だった。
物凄い集中力のある人で、何をやらせても身になる人だった。
特に芸術的才能の極めてある奴だった。
小学生の段階で、私がこのサイトを始めた頃ぐらいの絵は描けていたし、未だに奴の絵の上手さ(しかも数年描いていない)に私はかなわないでいる。
なのに、酷く忘れっぽい奴でもあって。
彼女が小学生の頃描いた運動会の赤組用の旗(タコの絵、因みに白組はイカでこれも彼女が描いた)が、役目を終えて近所のたこ焼き屋に飾ってあるのだが。
未だに彼女は「アタシこんなもの描いてないから。」と言い張っている。
最初はスタイルだと思っていたのだが、目が、本気だった。
好きだったものが嫌いになったり、嫌いだったりしたものが好きになったりとかもあった気がする。
つかみどころのない、霞のような奴だった。
だけど、未だに付かず離れずのゆるい友人関係は続いていたりするわけで。
彼女のことも、結局私は好きなんだろうなと思う。


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 何故、今こんなところでそんなことを呟いたのかというと。
たまたま昨日今日が二人の誕生日で。
それで彼らを思い出したから、それだけである。
・・・自分をもっと強くしなきゃと会うことを避けて幾星霜。
私は。
今の自分になるために、随分といろいろな物を捨ててしまっていたことに気づいた。
昔の自分は、もっといろいろなことを楽しんでいたような気がする。
今は、昔よりずっと少ないことでしか楽しめない自分がいる。
物語を書くにしたって、まだ僕は、小学生の頃思い描いた世界よりも魅力的なものを描けていないわけで。
もっと、真面目に愉快に面白おかしく、生きていたなって思うわけで。


『あぁ、なにやってんだよと、俺。』


そう叫ばずにはいられない。
彼らは、今、どうしているんだろう。
きっと今でも虹色の星みたいに、輝いているのだろうな。
畜生。
負けてられるか、馬ぁ鹿!!


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ハロー ハロー

空の彼方の RAINBOW☆STARS

光り輝く 友人達よ

僕は まだ 紙飛行機もマトモに作れないけど

必ず飛んでくよ

必ず行くからね

いつかきっと 輝くからね

もっと もっと 光 輝くからね


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