旅人の唄

旅人の唄
屋根の上から叫んだ、自己満足のカケラ。

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	2006/11/21(火) 白い息は、雲と同じ白。

　あぁ、この季節だったね。

　僕という人間は、割と甲斐性なしなもんで。
日付をいちいち覚えたり、ましてや、何かしたりとかしないのだけど。
丁度、この時期だったね。
彼と出会って、別れたのは。
一年か、もうそんなになるか。
早いもんだ。
多分、３月か２月頃にも似たようなことを言うと思う。
多分、今年の始めにも似たようなことを言ってたと思う。
多分、ずっと言い続けるんだろうね。
何もしないけど、何もちゃんとやらないけども。
その分、必要以上に思い出すんだろうね、僕は。

吐き出した息が、白。
空の雲も、白。
僕も、白。
真っ白く広がって、空っぽ。

あぁ。
多分、今日も。
僕は前には進めない。