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2014/06/23(月)
Sing in the falling raindrops
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バイトの就業時刻は定時より少し遅れ、 足早に稽古場である口屋跡公民館へと向う。 公民館に着くと、駐車場には見慣れぬ 高知ナンバーのBBが止まっている。 稽古場の扉をくぐると、コワモテの男が二人、 長机の向こうに座っている。 一人はヒゲの男、我らが代表田邊である。 そしてポップなTシャツの男こそBBの主、 浜田さんだ。 そう、我らが愛すべきラーメンヘッド、 浜田さんは今年も挿入歌、効果音を作成してくれる。隣県高知よりはるばる様子をみに来てくれたのだ。 そんな二人のまえに対峙するように設けられた ソファには、団員たちが読み合わせをしている。 心なしか緊張感を感じられた。 こうした緊張感を持つ読み合わせは楽しいものだ。 嬉々として参加した私も、はしゃいで、 少し喉を痛めてしまった。 ともあれ、その読み合わせの中で田邊は、 合間あいまに入るSE、MEのイメージを伝え、 浜田さんもそれに応え案を出す。 今回の作品が組みたっていく様を 目の当たりにしたようで、胸が熱くなる。 今日はそんな稽古だった。 浜田さんは高知へと帰ってゆく。 すぐに素晴らしい音楽を届けてくれるだろう。 僕も頑張らねば。 負けない程に熱い音楽を生み出すために。 窓の外遠く、水の張られた張られたばかりの 稲田には、蛙たちが夏の始まりを歌っている。
たかお
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