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2008/05/01(木)
絵描きは日本で喰えないからタイに行く
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ちもと君、心置きなく絵が描ける、本当にそうなると思います。いったんタイから日本に帰る飛行機に乗ったときこのままUターンをしてチェンマイに戻りたいと思いました。 チェンマイでは自堕落に昼寝をしたり、食べに行ったり、テレビを見たりしていたのでした。テレビはタイ語の放送なのでさっぱりわからなかったのですが、ニュースを見ていても日本のことはまったくわかりません。毎日ニュースを見ていたが殺人や凶悪な犯罪のニュースを一度も見たことがないのでした。 ところが日本に帰ると、会社社長の死体ががボストンバッグに詰め込まれて山の中で白骨になっていたとか、母親が子供を電気コードで絞め殺したとか、毎日、硫化水素自殺で200人以上死んでいるとか。まるで地獄のようなニュースが流れています。だが明日には子供が親を殺し、あさってには姉が一家を殺すというニュースが前のニュースをかき消してしまうのでしょう。異常な殺人が日常性になってしまっています。もう日本人はそんなことには免疫になって話題にすらならない時代になったのですね。 勿論タイには社会矛盾がないわけではないのですが、まだ人情があふれるほど残っています。僕は人間にとってどんな世界が望ましいかと常に考えてきたのですが貧しくとも笑顔があふれる国に、日本の過去にあった、そして未来に取り戻さねばならない文化を見たのでした。 想像したよりもはるかに多く描きたいものが見られた事は僕の絵に新しいものを付け加えてくれるかもしれないと思ったのでした。
こんな手紙を私に出していたh君からの電話だ。
ゴールデン・ウイークはそちらで似顔絵をやらせてほしい、とのことである。
「・・・・・・でタイは?」
「うん、タイに行くと毎月貰っていた、障害年金六万円打ち切られるらしい、僕にはそのお金は大金だから、日本とタイの行ったり来たりになるだろう。詳しいことは会って話する・・・・・」との事だ。
日本政府も意地汚いことするんだな。役人は税金の垂れ流しで、庶民を徹底的にイヂメル気なんだな。くそったれ!!
マザー・テレサの言葉。
「自分の国で苦しんでいる人がいるのに他の国の人間を助けようとする人は、 他人によく思われたいだけの偽善者である」
「大切なことは、遠くにある人や、大きなことではなく、目の前にある人に 対して、愛を持って接することだ」。
「日本人は他国のことよりも、日本のなかで貧しい人々への配慮を優先して 考えるべきです。愛はまず手近なところから始まります」
1981年4月来日時 に黒柳徹子に放った言葉らしい
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