美観地区から大道絵師のメッセージです。
箱の中でいくら立派な芸術活動しょうと、学ぼうと何等、この病的社会には不毛である。
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2008年4月
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2008/04/09(水) 衣食住
心置きなく絵が描ける、本当にそうなると思います。いったんタイから日本に帰る飛行機に乗ったときこのままUターンをしてチェンマイに戻りたいと思いました。
チェンマイでは自堕落に昼寝をしたり、食べに行ったり、テレビを見たりしていたのでした。テレビはタイ語の放送なのでさっぱりわからなかったのですが、ニュースを見ていても日本のことはまったくわかりません。毎日ニュースを見ていたが殺人や凶悪な犯罪のニュースを一度も見たことがないのでした。
ところが日本に帰ると、会社社長の死体ががボストンバッグに詰め込まれて山の中で白骨になっていたとか、母親が子供を電気コードで絞め殺したとか、まるで地獄のようなニュースが流れています。だが明日には子供が親を殺し、あさってには姉が一家を殺すというニュースが前のニュースをかき消してしまうのでしょう。異常な殺人が日常性になってしまっています。もう日本人はそんなことには免疫になって話題にすらならない時代になったのですね。
勿論タイには社会矛盾がないわけではないのですが、まだ人情があふれるほど残っています。僕は人間にとってどんな世界が望ましいかと常に考えてきたのですが貧しくとも笑顔があふれる国に、日本の過去にあった、そして未来に取り戻さねばならない文化を見たのでした。
想像したよりもはるかに多く描きたいものが見られた事は僕の絵に新しいものを付け加えてくれるかもしれないと思ったのでした。


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