美観地区から大道絵師のメッセージです。
箱の中でいくら立派な芸術活動しょうと、学ぼうと何等、この病的社会には不毛である。
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2007年8月
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2007/08/21(火) 倉敷にがおえエレジー 題18回
俺もマックス・ノルダウの退化論をひも解くまでもなく、文化が肥大化しスピード化すればするほど根っ子のない無国籍都市文化へ、エゴイズムの亡者共が右往左往するのは知悉している。故に俺は絶望主義者で年がら年中、世にフワリと浮いたり、ポカリと沈んだり、沈み浮いてはニガオエを描いて露命を繋いでいるクラゲ法師なのだ。こんな法師がスカンク親父の口車に乗せられ、下手な事でも書こうものなら腕を捲くる御人が何人も出てきそうなので、滅多に口を滑すわけにいかない。それこそ孤城落日、四面楚歌だ。まして戯作か、本作か作者さえ解からぬ本流は、津山で死人の肖像画を描きつつ浮かぼうか沈もうか藻掻いていた処だったはずである。スカンク親父にはご退屈様かも知れないが、もう少し藻掻かせてくれ。他にも「何故、大道で絵を描くのか」「絵を描くとき、どうして酒を飲むのか」「どうして結婚しないか」等など質問があるので、俺の鼻穴から尻穴まで御開陳しょうと言うわけだ。ただし、開陳は俺のいう開陳だから、ただしくは逸脱かも判らないので、そのつもりで聞いてほしい。  



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