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2007/04/03(火)
ホームレス画家のホームレス訪問記
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ホームレス支援の堀部氏より、元・漁師の岩さんと元・大工の国さんが亡くなったの連絡を受け、急遽、大阪へ。
ところが大阪城へやって来て驚いた。青いテントの山々であり 、なんとも不思議な光景である。これが先進国といわれる国なのだろうか。1箇所にこれだけの数のホームレスが集まっているのは・・・・頭の中にみるみる疑念が沸いてくる。
確か国際協力事業団のパンフには「我々先進国の人間は、ヒューマニズムの観点から途上国に対して無関心ではいられない」とある。だが寡聞にも、日本の政治家たちや官僚、とりわけ大蔵官僚たちが、ここの現状を視察に来たとは聞いたことがない。
海外には、何兆億円もの援助をしている。この国は、まるで外見が大事とばかりに破産した肉親は見向きもせずに、町内会全ての寄付金を贈与する、馬鹿一家ではないか。
俺はきしくもマザー・テレサ氏が來日した折の言葉を想いだしてた。 「この日本は人間が人間を見捨てているのよね。政府は人々を、人々は政府を、親が子を、子が親を、兄が弟を、友が友を、隣人が隣人を」という言葉を。
こんな状態にしておいて何が指導者か、教師か、日本国民か。 確かに不況で失業率は五・六パーセントと高い。しかし、失業率三十パーセント以上の国でさえこんなに多くのホームレスを放置している国なんか聞いたこともなく、見たこともない。
こうなった原因の一つはマックス・ウェーバー風に言えば職業的論理の衰弱であるとともに、高度経済成長を境に管理社会が家庭だけではなく、学校まで侵蝕し、いわば異種の私によって乗っ取られた虚偽の公「おおやけ」に喰い荒らされ、吸収され、精神まで空洞化されたからだろう。
私は腹が立っている。 血圧も高くなっている。
イランの自衛隊じゃなく、多国籍軍という軍隊はオランダも帰るし、すぐ引返してホームレスで一個師団を作ってイランのお手伝いするのが憲法にも触れず、一石二鳥じゃないのかな。
そうそう、ホームレスを馬鹿にしちゃいかんぞ。 元・自衛隊員もおるし、建設業の元・社長もおる。命知らずのヤクザもおるし、全て揃っているではないか。
第二次世界大戦のおりは刑務所入りや乞食まで狩り集めて南方へ送ったではないか。 己さえ良しとする生活はもうやめようではないか。 俺も一介の乞食絵描きだが、最近の日本人の顔は惨くて描く気がしない。
人間の顔を悪くするのは神の激しい刑罰なのだ。
興奮してる。血圧高い。故に文脈の乱れは諒とされたしよ。
ウハハハハハハッ・ホームレスの高杉晋作だ。
「面白くない世を、面白くするのが人間の務めじゃないのかな・・・・」
乞う、ご期待を・・・・
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