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2007/01/27(土)
40年前の美観地区日記より。 三十一回
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それを聞いた彼女、カルチャショックもあったろうが元々、天衣無倣だ。日本列島の酸欠状態にも嫌気がさしていた。 即、ヤンとバニー島に行くのである。一ヶ月三万円で暮らせる島へ、神と民俗芸能の島へ。何も持って行かなくてもよいがチンポコと遺書が必要な島へ・・・
さあ、仕事は終わり俺の魂胆の総仕上げだ。青い眼のヤン、ファションモデルのような淑恵ちゃん連れ喫茶店、商店街、K公園へと歩き回った。 俺にとっては水戸黄門の印籠、官軍の錦の御旗だ。いままでピュリタンのロバと後ろ指指していたT市民の驚きよう。また珍宝の先がキューンと痛むのだ。
読者諸氏よ!この悲しき虚栄を理解せよ!栄華を極め尽くした老ソロモン王でさえ「バニティ、バニティ、オールイズバニティ」と絶叫したと言うではないか・・・・
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