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2007/01/20(土)
40年前の美観地区日記より。 二十四回
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乞食エカキをして二十数年の俺も、もうここまで来たらいままで通り何物も所有せず、執着せず、何時でもその気持ちで四国遍路か、あの世への旅に出られる境遇において置きたい気持ちで一杯だ(お陰さまで昨年、火事で全て灰になっておる)
所詮、流浪の者は流浪の内に生活し、そしてこの世の空「くう」をを悟るのが本当と思うからである。
いま俺は喪心者のように空を見ながら己の境遇に満足し、昨日も今日も一人で閉雅に酒を飲んでいる。 ニヒリズムよ!・・・雲よ!・・・女よ!・・・名声よ!・・・ 五目ライスみたいな人生よ!
この文は親愛なるキチガイ・ペテトさんに捧げる。
次回 彷徨えるオランダ人・ヤン君との交流
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