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2006/08/09(水)
大阪市立美術研究所・雑感 66
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滔々と流れ落ちる大峰山・七重の滝、静まりかえる冬の妙高、幻想 的な正倉院校倉。国内各地の山岳や花、イタリア、オーストリア、ベ ルギーなどの風景を場所や時間を問わずスケッチし、水墨画に描いて きた。画家はいつも、なんでも描かねばならない。 作例を大きく掲げ、どう描けばいいかを簡略に述べながら、構図に ついても図示した。上達のポイントとしては次のように主要な要点を まとめた。 ◎主題と副題を見つける◎近景、中景、遠景の設定をする◎季節感 と描いた時間の表現◎自然の要素を取り込む◎楽しく描くこと。 水墨画の作品づくりでは、海外のスケッチなどから、どのように水 墨画に描かれたかの実例が6点示されている。しっかりとしたスケッ チが必要なことがわかる。
描法の基礎 ◎スケッチの楽しみ◎描法の 基礎 用具/四君子◎花の入門画法 ◆水墨画制作のポイント ◎風 景との出会い◎構図◎水墨画の作品づくり◎上達のポイントなど水墨画の著書多数。
はやし・ほうしん。大阪市生まれ。武蔵野美術学校西洋画科中退、 日本画に転向。大阪市立美術研究所日本画部に入所。関西総合美術展 に16回連続入選。大阪美術協会展で市長賞・協会賞受賞、同協会委員 東京セントラル美術館日本画大賞展・銀座大賞展入選。全国水墨画協 会理事。朝日カルチャーセンター水墨画講師。芳辰会主宰。
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