美観地区から大道絵師のメッセージです。
箱の中でいくら立派な芸術活動しょうと、学ぼうと何等、この病的社会には不毛である。
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2006/08/04(金) 大阪市立美術研究所・雑感 63
 こういう回想録を書いていると「大阪美術研究所」は変わった人物か多いですね。と問われる事がある。勿論、立派な絵描き、芸大の教授など多く輩出しているが、私の好みで書かないだけである。
 私は人生も絵も曼荼羅だと思っている。最近は偏差値とか、一本化とかで「人間」を振り分ける社会が嫌なのである。その点、「大阪美術研究所」は若い者から、片足棺おけに突っ込んでいるような人も生徒にいる。オカマもいる。市会議員、イラストレーター、坊主、声優になった人もいる。居ないのは幽霊と河童ぐらいと自負している。次の方もここ卒業の人ですよ・・・
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長野ひろかず

昭和7年大阪市生まれ。大阪市立天王寺美術研究所、日本通信美術学園指導部長を経て絵本作家に。創造展受賞。代表作として、NHKでアニメ化された『ひとりぼっちのライオン』(福音館)、『なにをたべてきたの?』(佼成出版社)、『おじぞうさま』シリーズ(チャイルド社)、『くまたんのはじめて』シリーズ(小峰書店)などがある。
 ここまでが普通だが実は有名なお医者さんでもあるのだ。
福島県立医科大学医学部附属病院薬剤部では、子どものうちから薬の正しい飲み方を教育していけば、薬が引き起こす医療事故を防ぐことができるという考えのもとに、10年程前からその啓蒙に取り組んおられるのだ。自分たちでオリジナルのテキストをつくり、そのテキストには絵本が一番いいそうである。
 そして先生は曼荼羅の特徴を何度も力説していらっしゃる中に、多様性、全体性、調和性があって健康にもなるし、いい絵も描ける。また先生は、流動性、この世はつねに流れているもので、変化するということが曼荼羅のダイナミズムであると強調し、今の社会や人間はそれが欠けているからおかしくなるのだと、ね。
 確かに今の世は「AはAでないものとは違う」、いつでもAはAだと。排中律は「AとAでないものの間はない」そういう世界観に立っているから、この人はAが一番正しいと思っている。そうすると、Aでないものはみんな排除する。
 曼荼羅はそれとは違う論理に立っているだな。とおっしゃるのですぞ。解るかな・・・・




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