美観地区から大道絵師のメッセージです。
箱の中でいくら立派な芸術活動しょうと、学ぼうと何等、この病的社会には不毛である。
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2006/08/24(木) 大阪市立美術研究所・雑感 73
織 田  繁/ODA Shigeru


1933〜(昭和8〜) 大阪府に生まれる。昭和25年高校在学中から油彩画の制作を始める。昭和26大阪府立高津高等学校を卒業し、その後昭和20年まで大阪市立美術研究所で須田国太郎らに学ぶ。昭和27年関西独立賞を受賞。昭和29年頃から銅版画を始め、昭和34年ライプチヒ国際版画展に出品、ドレスデン美術館に買い上げられる。昭和41年渡仏。パリ国立美術大学銅版画科、アトリエ17などで銅版画の各種技法についてヘイターらに学ぶ。昭和42年帰国。その後各地で個展を開催。昭和56年埼玉県の秩父にアトリエを移す。人間や身近な植物などをモチーフにして「自己の内部の奥深いところから現われてくるものを表現する」ことをテーマに、主にメゾティント技法による銅版画の制作を行っている。

下の絵はヨーロッパのルネッサンス時代の古典絵画に良くでてくる薔薇が気になっていた。或る日その苗が手に入り、庭に植えてみると予想していた以上に蕾も花も素晴らしいものであったのでこの薔薇にふさわしい古典技法の絵画技術で制作しました。<br>
欧州の美術館巡り(1966年〜1967年)をやってみると、キャンバスに描かれた油彩画は100年単位でみると、耐久性が無いということ。歴史的には油彩画の時代よりも数百年も前に、テンペラ・油彩の混合技法で板の上に地塗りをしてから描かれた絵画のほうが保存状態が良く耐久性があると言うことに気が付く。いったんそのことに気が付くとキャンバスに描く気にはなれないのでパリの画材店には幸い、ハードボードを基底材として売っていたのでその頃からハードボードの上に絵をかくようになった。
技術的に試行錯誤の期間があり個展での作品発表は銅版画が多かったが1989年(大阪梅田画廊)2002年(銀座・ヤジマ画廊)2003年(川越市のギャラリー・ユニコン)2004年(竹橋・毎日アートギャラリー)などで銅版画とテンペラ油彩混合技法で描きつづけておられる。


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