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2006/07/30(日)
大阪市立美術研究所・雑感 58
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安藤忠雄氏来倉。倉敷の有名建築家・浦辺鎮太郎 氏などの講演。
大阪市生まれ。ボクシングの試合で得たファイトマネーなどを手にアメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジアを旅行しながら、独学で建築を学ぶ。その頃に、彼が撮影した写真はルイス・カーンの作品集などで使われている。 双生児の兄として生まれる。双子の弟は北山孝雄。東京で都市コンサルタント業/商品デザイン業-北山創造研究所を経営。3人兄弟で一番下の弟は建築家の北山孝二郎(ピーターアイゼンマンとのコラボで名を馳せた)。初期の作品(ローズガーデン/1977/神戸市生田区、等)のいくつかは弟、孝雄の所属していた兜l野商品研究所(1992年兜l野総合研究所と改名<代表=浜野安宏(セツ・モードセミナー出身)>)と共に実現した。
一般的に独学と知られているが、建築事務所での短期勤務歴はある。また、高校卒業後はセツ・モードセミナーに参加。 セツ・モードセミナーとは故長沢節が創った伝説の美術学校。 卒業生には 花井幸子 石津祥介 金子功 山本耀司 渡辺雪三郎 四谷シモン 浜野安宏 ケンタロウ ホンマタカシ 網中いづる 飯野和好 井筒啓之 金子国義 木村タカヒロ 高田理香 寺門孝之 ペーター佐藤 花くまゆうさく 穂積和夫 峰岸徹 メグホソキ 早川タケジ 樹木希林 桐嶋かれん 藤谷美紀 など各界の第一線で活躍するクリエーターが多く卒業している。 その後、独学を母体に通信教育等を利用しインテリア/SD等を学ぶ。建築以前の初期作品には関西を中心とした喫茶店等のインテリアデザインが有る。
1969年に安藤忠雄建築研究所を大阪に設立。個人住宅を多く手がけた。「住吉の長屋」(大阪)が高く評価され、大規模な公共建築ではなくごく小さな個人住宅としてはじめて日本建築学会賞を獲得した。以降、コンクリート打ち放しと幾何学的なフォルムによる独自の表現を確立し、世界的な評価を得る。1980年代は関西周辺(特に神戸・北野町、大阪・心斎橋)での商業施設設計や寺院・教会設計が相次ぐが、1990年代以降は公共建築、美術館建築、また全国や海外の仕事も増えている。
1987年、イェール大学客員教授に就任する。 1988年、コロンビア大学客員教授に就任する。 1989年、ハーバード大学客員教授に就任する。 1997年、東京大学工学部教授に就任する。 2003年、東京大学を定年退官して、名誉教授となる。 2005年、東京大学から特別栄誉教授の終身称号を授与される。
[編集] 受賞歴 1979年 - 日本建築学会賞(住吉の長屋) 1983年 - 日本文化デザイン賞(六甲の集合住宅ほか) 1985年 - 第5回アルヴァ・アアルト賞 1986年 - 芸術選奨文部大臣賞新人賞(中山邸ほか) 1985年 - 毎日デザイン賞 1987年 - 毎日芸術賞(「六甲の教会」) 1988年 - 第13回吉田五十八賞(城戸崎邸) 1989年 - フランス建築アカデミー大賞 1990年 - 大阪芸術賞 1991年 - アメリカ建築家協会(AIA)名誉会員、アーノルド・ブルンナー記念賞(アメリカ) 1992年 - 第1回カールスベルク建築賞(デンマーク) 1993年 - イギリス王立英国建築家協会(RIBA)名誉会員。日本芸術院賞 1994年 - 第26回日本芸術大賞(「大阪府立近つ飛鳥博物館」) 1995年 - 1995年度プリツカー賞、1994年度朝日賞、第7回国際デザインアワード、フランス文学芸術勲章(シュヴァリエ) 1996年 - 第8回高松宮殿下記念世界文化賞、第1回国際教会建築賞 1997年 - ドイツ建築家協会名誉会員、王立英国建築家協会ロイヤルゴールドメダル(RIBAゴールドメダル)、第4回大阪キワニス賞、フランス文学芸術勲章(オフィシエ) 2002年 - アメリカ建築家協会ゴールドメダル(AIAゴールドメダル)、京都賞思想・芸術部門受賞 2005年 - 国際建築家連合ゴールドメダル(UIAゴールドメダル) 他、著書多数。
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