美観地区から大道絵師のメッセージです。
箱の中でいくら立派な芸術活動しょうと、学ぼうと何等、この病的社会には不毛である。
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2006/07/28(金) 大阪市立美術研究所・雑感 56
 「子供のころ、 森閑とした山の中で背後に視線を感じたり、 突然の下草のざわめきに息をひそめた魔物の気配を感じて怖れおののいたものだ。 あのころは昔話や迷信が生きていて現実味をおびていたように記憶している。 夏の宵には稲妻光る雲の上で虎の皮着た鬼たちがせっせせっせと仕事にいそしむ姿を想像し、 冬の真夜中には山中の鬼たちが山を下り谷を渡り野と畠を駈けて寝静まった村々に迫り、 その鬼たちの息遣いが山あいの村にこだまするのを耳にしたようにも思った。
 あれからあの鬼たちは何処へいってしまったのだろうかと思いつつ、 夜な夜な酔っ払って帰る玄関のドア越しに愛すべき〈角〉をはやした妻の気配を感じたりするのだ。 」




岡田信美(おかだのぶよし)
1947年 奈良県天理市福住町に生まれる
1970年 大阪府立大学経済学部卒業
    大阪市立美術研究所
図書出版・科学新興社/株式会社造研など勤務

 素描力、 造形センスに卓越した作者が昨春勤めを辞め、 アトリエに閉じこもって詩情あふれる具象彫刻を続々と制作し、 この20年間に制作した旧作に混じってアトリエの棚を埋め尽くしつつあり。 この度、 その中からよりすぐり、 出発として10作品を展覧しようと企画、展覧会において好評を得るなり。
 


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