美観地区から大道絵師のメッセージです。
箱の中でいくら立派な芸術活動しょうと、学ぼうと何等、この病的社会には不毛である。
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2006/11/21(火) いじめ、自殺に対する考察。二
いじめ、子供の自殺があいついて報道されている。

文科省がいじめ対策本部 具体的施策を検討に立ちあがった。
文部科学省は24日、地域社会や行政などが協力し、子どもを守り育てるための体制づくりを検討する推進本部を設置した。
 推進本部長に就任した同省の池坊保子副大臣は初会合で「いじめを小さい芽のうちに摘み取るにはどうしたらいいのか。
今まで(のいじめ対策の)何が良くなかったのか反省し、対策に取り組んでいきたい」と話した。
 同本部では地域社会のほか家庭、学校、教育委員会と国が協力するシステムや具体的施策を検討する、と言う。

 福岡の中2自殺事件では、マスコミやネット上でいじめグループの生徒達を処罰すべきだという論調が多く見受けられる。
 今からちょうど12年前にも同じ様にいじめ自殺(大河内清輝君いじめ自殺事件)が起きましたが、当時の文部大臣である与謝野馨氏も記者会見で「いじめた子ども自身の責任もきちんと問うべきだ」と述べ、法的処分を含めて検討するよう、指示を出しました。その結果どうなったかといえば特に何もなかったから今このような事件が起きた訳です。
学校という成熟していない人間(=子ども)同士の間で行われるいじめというのは、社会的に見れば子どもが人間的に成長していく上で必要不可欠なコストとして良くも悪くも組み込まれているような気がします。というか、このいじめ自殺に関する議論が12年前の大河内くん自殺事件から一歩も進んでないという事実を見ると、みんないじめで自殺なんてある程度仕方ないと考えてるんでしょう? くらいのことを言いたくなります。

 自殺はもとより、いじめを完全に無くすことすら不可能だと考えられる現状で、いじめ自殺を抑制するために具体的に何が出来るのか。このテーマは大河内君の自殺から12年経っても未だクリアされていないどころかろくに議論もされず放置され続けてきました。行政・学校バッシングと「いじめはいけない」「生きていればなにかいいことがある」くらいの美辞麗句の合唱以外に、システムとしていじめ自殺に対してやれることはないのでしょうか。もしそれが無いのならば、今回のような事件はいずれまた起こるでしょう。同じようないじめは、それこそ全国で何十万件と起こっているわけですから・・・・

 今の風潮は全ての人間か「変なものに関わりたくない」ということを根本的に是正しなければたらないと思います。線路に落ちた人を助け上げようとして、本人も亡くなった韓国人がいましたがこれは人間として当たり前の行動なのです。

 貴方は人間をやめますか?


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