|
2006/11/10(金)
倉敷八十八ケ所・太山寺の落慶法要
|
|
|
昨日、倉敷八十八ケ所・五十二番札所・太山寺の落慶法要式がありました。 場所は倉敷・新田公園の前で、ちょっと見過ごしてしまいそうな所ですが、あちこち道路の拡張やビルの開発ラッシュで壊されていたのを復元されたのです。こういう無私な行為を為されてきた皆さんに感謝するとともに、ヒョッとするとこういう無私な行為こそ貴重で、すべて人間の行為は利権がらみ、あるいは権力がらみではないということを、若い人達が望んでいるのではないでしょうか。況や、日本伝統文化だけ壊すだけでなく、日本人の心もそれ以上に壊している今の世において故に・・・ 見るところ家庭内暴力の若い娘さんや、ホームレスみたいなご婦人も混じっておられたようですが、弘法太子様の前で、手をあわす姿と世話人さまが皆、平等に扱っておられたのにも感動しました。 フト、その時、私の頭を過ぎったのは柳田國男氏の「遠野物語」のことです。 柳田は良き日本の伝統が滅びていくのを偲びず、官僚の地位を捨て「遠野物語」を残した熱情を・・・・・ 観龍寺ご住職・村田文英さまの読教の後、お神酒を頂き、(禁酒中の私でしたが)その日の天気のように、晴れ晴れした気持ちで頂きました。 この太山寺に続き、七十一番、弥谷寺。七十二、曼荼羅寺。七十三、出釈迦寺。七十六番、金倉寺。七十七番、道隆寺で満願です。 本当に関係者の皆様、ご苦労さまでした。
ちなみに私のは七十二番、曼荼羅寺です。
|
|
|
|