美観地区から大道絵師のメッセージです。
箱の中でいくら立派な芸術活動しょうと、学ぼうと何等、この病的社会には不毛である。
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2006/10/25(水) 熊本の清田会長、上野景昭氏ありがとう。
(株)同仁堂社長 上野景昭氏
昭和21年、熊本市生まれ。
昭和48年 (株)同仁堂入社。
開発部部長、常務取締役を経て、
59年から現職。
関連会社の(株)ケミカル同仁、
(株)同仁化学研究所の取締役を兼ねる。



今、熊本の都市部が大きく変わっていますが、その中で人が暮らす場所としての豊かさは、大切にしていくべきだと思います。効率性だけのギクシャクした街にはしたくないですね。
 例えば、上通などは、老舗の専門店が多いし、昔からそこに住み商いをして来た人たちがいます。そういう暮らしの匂いが都市機能と共存しているところに、上通の魅力があるのだと思います。神社や教会、喫茶店やギャラリー、緑もあって、ホッとくつろげる空間がある。裏通りには古い建物を生かした店も増えています。私のイメージでは、つたの絡まる古いビアホールが似合うような街になるといいなという感じですね。
 街中の交通についても、もっと車を使わなくていいような整備が必要じゃないでしょうか。これから高齢化が急速に進むと、楽に移動できる、人にやさしい交通手段が必要になると思います。少なくとも、都心部には多くの車が乗り入れない工夫が必要です。商店街への納品も、共同納入システムなどをつくってトラックの乗り入れを減らすべきではないでしょうか。
 先日、ドイツのフランクフルト郊外に行って来たのですが、そこではライン川に橋がかかっていないんですね。みんな渡し船で行き来している。両岸に鉄道はありますが、荷物も船で運んでいるんです。ああいう川の生かし方もあるんだなと思いました。ちょっと不便だけども、大切なものは守る。魅力的なふるさとをつくるためには規制やコストも必要なんだと思います。
 今はどの業界も競争が激化して大変な時代です。だからこそ、それぞれの企業や商店が生き残りながら、一方で自分たちの街の魅力となるものを意識的に守っていくことが大事なんじゃないでしょうか。都会へ出て行った人も帰って来たくなるような熊本、ホッとできる熊本にしていきたいですね。


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