映画日記‐管理人は見た!‐
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2008/01/31(木) 陰日向に咲く
公開中
★★★★★5/5パーフェクト!

平川雄一朗監督
岡田准一宮崎あおい、伊藤淳史、緒川たまきほか出演

BBS甘口にカキコミをくれた、はせさんのすすめや、何気に気になっていたので早速鑑賞。
原作が劇団ひとりってとこで、めずらしさもあってか?本はバカ売れしたらしいが、また、タレント本の類の流行くらいにしか自分はうけとめてなかった。

さぁ、この前フリのパターンでわかると思いますが(笑
ところがどっこい、うまい!ひねりの利いた人間ドラマの作品にヤラレタってとこです。
内容的には、細かく様々な人間模様が出てくるのですが、共通点はみんなついてないような、陰日向な人々。ドラマは東京に接近しつつある台風を軸にだんだんとそんな人間模様がリンクしていく。
台風はあくまでドラマの心理描写の象徴的なんだけど、実際に台風は接近し、東京に直撃するラストのくだりは、本当にうまい!

たとえば、若き日の漫才コンビの再会とか。
このコンビでさえも他の人間模様と濃密にリンクされていたりして、よく考えたよ、劇団ひとりさんと絶賛したいとこです。
昨年の窮映賞『自虐の詩』にも共通している、人間賛歌的な作風は、単純によい人ばかり集めた映画ってわけじゃなく、真逆。
ついてないし、胡散臭いキャラばかり・・・だからこそ、人間じゃないのだろうか。
たまには裏切り、泣き、それでも人間しか愛せない。
本年初のパーフェクトにふさわしい人と人のつながりを大切に思えるすばらしい映画でした。
そして、やっぱり、宮崎あおいはかわいいなと(笑
西田敏行のホームレス役はハマリすぎで・・・・(爆

陰日向に咲く公式HP
http://www.kage-hinata.jp/index.html

2008/01/16(水) 舞妓 Haaaan!!!
★★☆2.5/5
監督: 水田伸生
キャスト・スタッフ :阿部サダヲ 堤真一 柴咲コウ



クドカンワールドというのは、くだらない。
くだらないが、中毒性がある。もともと演劇畑の作家だからシニカルな展開は得意と感じられ、幕間、幕間の意識もあるのか、テンポは良い。

修学旅行で舞子さんを見た時から舞子フリークになった主人公。社会人になってもお座敷遊びを目標に、切磋琢磨と仕事にはりきる。やがて京都へ転勤し、更に夢の実現に王手をかけ、ついには念願のお座敷に行くのだが、そこには奥深い舞子ワールドが待っていた。
映画的な話しをすると、クドカンの演劇的なテンポにスチャラカ社員モノの映画エッセンスを取り入れていて、うまく融合。
最後まで止まらない馬鹿馬鹿しい展開はいい。
お笑い映画にしては、変に恋愛ドラマな話もあるのは残念だが、ひつこくはない程度だ。
クドカンファンならクドカンワールド成功例として太鼓判な作品。
一般的には普通にたのしめるくらいでおさまってるかな。
あまりクドカンワールド全快だと真夜中の弥治さん喜多さんくらいぶっ飛びますしねぇ。

DVDはアマゾン→http://www.amazon.co.jp/%E8%88%9E%E5%A6%93Haaaan-%E9%98%BF%E9%83%A8%E3%82%B5%E3%83%80%E3%83%B2/dp/B000W6H23A/ref=pd_bbs_sr_1?ie=UTF8&s=dvd&qid=1200411733&sr=8-1

2008/01/15(火) クローズZERO
★★☆2.5/5
2007年公開
監督: 三池崇史
キャスト・スタッフ : 小栗旬 やべきょうすけ 黒木メイサ


ZEROってなんだよ?

原作ファンは不思議に感じたでしょうね。
私も原作は読んだクチなんで厳しい目で見ました。

鈴蘭高校は町中のワルの集まる高校。いわば鈴蘭のテッペンわを取った者はワルの中のワル。その抗争を描く青春バトルムービー。

ビーバップハイスクールと似たような80年代ヤンキー映画のリバイバル。
やはり流行の俳優起用し、当時のビーバップの清水孝次郎や仲間トオルみたいなもん。

ただ、クローズは硬派さはビーバップより濃いめだから、ギャグは少ない。
オーソドックスなヤンキー映画だろうか。
さて、原作との比較だが、悪くないです。
ピタリとハマッタ世界観でした。役者も若手さんが頑張ってましたし、なにより、原作の主人公が登場するまえの話しですが、ちゃんとキャラクターもストーリーも繋ぎがうまく、外伝としたら大成功。
80年代のヤンキー映画風とあり、挿入歌も横道坊主とか懐かしい。
なんか、30代には中学生に戻ったような微妙な恥ずかしさも感じる映画です。

2008/01/11(金) ヘアスプレー
★★2/5
監督・製作総指揮:アダム・シャンクマン
脚本:レスリー・ディクソン
製作:クレイグ・ゼイダン / ニール・メロン
キャスト:ジョン・トラヴォルタ ニッキー・ブロンスキー

60年代アメリカ。黒人差別の残る風潮をダンスムーブメントを中心に若者たちが払拭する青春ミュージカル。主人公はチビデブな白人の女の子だが、ダンスが大好きで、町のローカルテレビ局の人気ダンス番組に出演が夢。そんなある日、番組出演者募集のニュースが。
やがて番組のスターになっていくが、同時に黒人差別はダンスにも影響を与えていき、黒人出演はNGになる。そんな不条理に不満を募らせた主人公は、ある行動を起こすことに・・・

出だしから、チビデブがノーテンキに歌い踊るのは、ラストまでテンションは変わらず。段々、ムカついてきましたね。少しはテンション下げないのかいと。黒人差別をストーリーに軸として入れてるわりに、チビデブの下手なアイドル妄想がひつこく、ただのノーテンキミュージカルにしか感じられなかった。
笑い?シリアス?メリハリがいまひとつな作品だ。
やっぱミュージカル映画は苦手かなぁ・・・・

2008/01/10(木) ベオウルフ
★★☆2.5/5
公開中

監督・製作:ロバート・ゼメキス
脚本・製作総指揮:ニール・ゲイマン / ロジャー・アバリー
製作:スティーブ・スターキー / ジャック・ラプケ
キャスト:レイ・ウィンストン アンジェリーナ・ジョリー

CGアニメは、アニメという域を越え、もはや、人間に近いクオリティで作品化されている。その先端を行くのが、本作であろうか。
魔物に脅かされる町をベオウルフと呼ばれる勇者が救い、一国を築きあげる。だが、かつて倒したはずの魔物にベオウルフは自らの罪から再び襲われることになっていく。 因果応報という古典的なストーリーだが、それを最新のCGで作り上げているミスマッチ感がおもしろい。本当の人間かアニメか見間違えるくらいクオリティは素晴らしい。ラストの魔物との戦闘シーンは圧巻。
このさき、役者はCGデータになり、フィルムの中で描かれるのかと技術の躍進には驚かされる。
息遣い、肌の質感、などはもう一歩だが、あと数年すれば完璧なものになってもおかしくない。
今はCGの明るい未来を想像するが、笑えない話しになる不安もある。実際の人間がいらなくなり、データ化されたデジタルアクターだけになる映画界はやや怖い。
やっぱりCGはCGで人間は人間で映画は共存したものこそ、明るい映画界の未来。ストーリーは昔話なんで評価は低い反面、CGは高いから星は半分であります。


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