映画日記‐管理人は見た!‐
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2007/07/28(土) サイドカーに犬
★★★☆3.5/5

監督 :根岸吉太郎
出演 :竹内結子 、 古田新太 、 松本花奈 、 ミムラ

主演が竹内結子〜?いやってほど一時期は邦画ヒロイン出まくっていて、いささか食傷気味な鑑賞だったんだが、ところがどっこい良作だった。

マイペースな父親に愛想をつかした母親がでていき、ぽっかり空いた夏休みに、父の愛人(竹内結子)が小学生の女の子と弟の元にお手伝いがてらやってくる。いつしか母親とは違う女として、人間として魅力のある愛人に小学生の女の子は惹かれ、仲良しとなっていくのだが、そんな折りに父は中古車販売がうまくいかず、愛人との関係もぎくしゃくしていく。
ひと夏の出来事を懐かしい80年代カルチャーを絡めて和み癒す作品。

さすが竹内さんだ!(汗
冒頭と違いすぎる反応すら自然に出すくらい演技が良かった。
愛人という汚れ役をしながらも十分に輝く演技。
プライベートでも離婚だ別居だと汚れちまった悲しみの中の復帰作とあって気合い感じました。
オールマイティな女優に加え人生の辛苦も刻んだ大人の女優になったようです。今後も期待をしたい。
夏休みに見たい一本であります!!

2007/07/22(日) 鉄コン筋クリート
★★★☆3.5/5

監督:マイケル・アリアス
原作:松本大洋   
演出:安藤裕章   
脚本:Anthony Weintraub   
総作画監督・キャラクターデザイン:西見祥

昨今のジャパニメーションの飛躍はすごい。
かつて大友克洋のAKIRAやりんたろうの幻魔大戦など80年代に衝撃を受け、エバンゲリオンの世界観に脱帽した私だが、この松本大洋原作の作品には、動きという点で感動さしてもらいました。
ロボットの動きでは、ガンダムも動きは素晴らしい作品だったが、本作は人間で、更に進化した動きを見せる。
跳躍、躍動、見ているこっちも爽快になるよな動き具合。
それらを追い掛けるアングルもなかなかです。
シロとクロというストリートキッズが生きる町で起こる闘争劇だが、やがて二人の間を裂いてしまう展開が訪れる。果たして町は?シロやクロは元の二人になれるのか!?

ストーリーはシンプルそうだが、意外に後半は心理模様など 混沌とした描写で表現し、これまた奥深いです。
イラストタッチもギャグ系なくせにクールにみせます。
あらゆる面で期待を良い意味で裏切る作品ですね。
ニュータイプのジャパニメーションの形として名作であります!

DVDはアマゾン⇒http://www.amazon.co.jp/%E9%89%84%E3%82%B3%E3%83%B3%E7%AD%8B%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88-%E5%AE%8C%E5%85%A8%E7%94%9F%E7%94%A3%E9%99%90%E5%AE%9A%E7%89%88-%E4%BA%8C%E5%AE%AE%E5%92%8C%E4%B9%9F/dp/B000GQMJBG

2007/07/19(木) キサラギ
公開中
★★★★★5/5パーフェクト!!

監督:佐藤祐市
出演:小栗旬、ユースケ・サンタマリア他

密室劇はたいがい舞台が主なんだが、映画の世界にもこのキサラギのような作品がある。
ハリウッド的ド派手作品とは相対する密室劇ムービーは、派手な効果がない分、シナリオが大切になる。流れが狂えばおしまい。しかし、流れがラストに向かい秀逸なればなるほど素晴らしい作品となる。
かつて、タランティーノ監督のレザボアドッグスなんて最後までシナリオの上手い作品があった。
製作費はかかってないが、興行収入は上出来。日本でも『12人の優しい日本人』という陪審員の曖昧な世界を密室劇として描いた秀作もある。
キサラギはどうか?
素晴らしいデキであった。邦画は最近は洋画を抜くデキが多いんだが、中でもアイディアが良い。
謎の自殺を遂げたブレイク直前アイドルのキサラギ ミキの一周忌オフ会に集まるファンたち。いつしか話題は自殺説から他殺説へ。集まるファンのそれぞれの証言が次々と死の真相を説き明かしていく。ラストまで二転三転、四?五?と目をはなせません。
シナリオの勝利といえるキサラギは邦画界のまた一つブームを作りそう。
邦画の本年公開の初の文句なしパーフェクト!!

キサラギ公式HP⇒http://www.kisaragi-movie.com/

2007/07/17(火) パフューム ある人殺しの物語
★★★3/5

監督: トム・ティクヴァ
出演: ベン・ウィショー;レイチェル・ハード=ウッド;ダスティン・ホフマン;アラン・リックマン

レンタル間近なんで思いだして書いてみました。
一見、香水を扱った洒落た映画に見えますが・・・実はグロい。
生まれもって鼻の聞く主人公の男が初恋の相手の匂いを作る為に恐ろしい行動に出ます。
初恋相手は誤って殺してしまってますし。
なんとも悲しい男の物語なんですなぁ。
で、ラストは罪を罰せられて、町の広場にて拷問を受けるはずが、彼から発する匂いで町の民衆からみんながメロメロですっぽんぽんになって、アヘアヘアヘのかんぺーちゃん。

圧巻!につきます。
このシーンだけでも見る価値あり。
あとは主人公の香水作りの師匠のダスティホフマンがいー味出してます。
サイコホラーかつヒューマンドキュメントな変わりダネな作品ですが、退屈させない内容で、普通に見れますね。

DVDはアマゾン⇒http://www.amazon.co.jp/%E3%83%91%E3%83%95%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A0-%E3%81%82%E3%82%8B%E4%BA%BA%E6%AE%BA%E3%81%97%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E-%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC/dp/B000MV9FMQ

2007/07/16(月) 西遊記
公開中
★★★☆3.5/5
監督 : 澤田鎌作
出演 : 香取慎吾 、 内村光良 、 伊藤淳史 、 深津絵里

西遊記とくれば堺のマチャアキだぁ!と30代以上は雄叫びをあげるのはわかる。
私もその一人だ。
しかし、この平成版西遊記はドラマのときはまったくみていなかった、上記のマチャアキ派の意もあるし、なんだか、しっくりこないのだ。
孫悟空がSMAPの香取慎吾や深津絵里の三蔵法師・・なんだかマチャアキの濃いキャラと聡明な美女夏目雅子さんにはグレードが違う!と勝手にイメージして避けていた。
そんな西遊記がフジテレビの夏休み配給映画でがっちり儲けましょうの企画(踊る・・や海猿もおなじみ)で上映された。
絶対行かないと思っていたのに、いろんなしがらみで行きましたよ。
え?
そんなもん・・・金角、銀角大王と孫悟空の戦いなんてベタな話ですよ。
面白かったぁ〜〜〜〜〜〜〜!(笑
いや、意外によかった。
説明不要わかりきった内容だが、平成版のキャスト陣の息が合っていて、さすがドラマの期間のチームワークが繁栄されていましたね。
特に香取さんの演技はマチャアキに勝る劣らずで、エネルギッシュで好感触。
CGもけっこう頑張ってたし、ドラマの拡大版としては大成功だったと思います。
映画としても、制作がドラマのテンポで培った技術で飽きなく、最後まで見せます。
フジテレビ儲かるのは必至な作品でしたね。
これでまた人気上がるし、テレビに西遊記が2NDシリーズもありえるしなぁ。
まーシュレック3よりは確実におもしろかった(爆

映画・西遊記公式HP
http://www.saiyuki.jp/index.html

2007/07/05(木) シュレック3
公開中
★★★3/5
監督 : クリス・ミラー
声の出演 : マイク・マイヤーズ 、 エディ・マーフィ 、
      キャメロン・ディアス 、 アントニオ・バンデラス

アンチメルヘンがウリなコメディーCGアニメ。
とにかくピノキオやらシンデレラやらのメルヘンキャラは総出演。
アンチなだけに、妙に人間くさい。
綺麗なだけじゃ嘘!!真のメルヘンてのは、みてくれじゃない。
そんなメッセージ性もシリーズ通じるテーマなだけに今回もきっちり温存した仕上がりです。

主人公シュレックは不細工な怪物だが、気は優しい男であり、いくつかの困難を乗り越え、一国のプリンセスと婚約をするのが前作までのお話。
今回は、そのプリンセスの父親が亡くなり、次の城主を巡るお世継ぎ騒動。
シュレックは毛頭に城主への希望はなく、それよりもプリンセスと我が家で仲良く暮らしたい。そこで、遠い親戚にあたる男を探しにゆくのだが・・・時同じくしてプリンセスにフラれた男が悪役メルヘンキャラを集結させ、城の占拠へと乗り出す。果たして城は?城主はみつかるか!!

全体的には、まとまりよく面白い。
だがーあきらかにシュレックの持ち味アンチメルヘンの世界観やブラックジョークには慣れてしまったのは3作目のジンクス。
新鮮味、刺激がなくなり、これといったニューキャラもなし。
今回プリンセスが妊娠し、シュレック二世が生まれのも肩透かし。
あまりにも登場シーンが少ないのだ。
パート4を作るのは人気シリーズだから予測できるが、赤ちゃんが中心の話しになりそうだ。
そうなると今回以上のパワーダウンは否めない。
とはいえ、日本語吹き替えキャストはダウンタウン浜田さんや藤原紀香さんなどの鉄板キャストで数ある吹き替え映画の中ではナンバー1だとおもいます。
シナリオに是非期待したい次回作品。

2007/07/03(火) ダイハード4・0
★★★3/5
公開中
監督 : レン・ワイズマン
出演 : ブルース・ウィリス 、 ジャスティン・ロング 、
    マギーQ 、 ティモシー・オリファント

大ヒットハードアクションのシリーズ4作目。
4・0は今回はコンピューターテロとの戦いから、バージョン的意味合いでつけている。
主演のブルースウイルスの出世作でもあり、こちらは作を追うごとに頭髪は退化(笑
さて、毎回テロとの戦いに巻き込まれる世界一ついてない刑事ジョンマクレーンは今回もまた、たまたましょっぴーたハッカーのオタク青年が実は全米の交通、電気などシステムダウンさせ、国家レベルテロを企てる組織の片棒をかつがされた事実を知り、次第に事件の渦中にはまっていく。 オタク青年の身柄を守りながら、デジタルテロにアナログ刑事は勝てるか?

はい。
もーお約束すぎて、やっぱシリーズもんは辛い。
Part1のインパクトは越せないんだよな。
話題と懐かしさで売っているのがわかる。
アクションも最近のミッションインポッシブルとかに比べると古い。
観客が予想できる展開は古さを助長。
なんだかPart1のコピーを重ね、劣化していくデータのようにダイハードは小さくなったな。

時代が変わった。
悲しいがハードアクションの金字塔を打ち立て、その後のハードアクションの作りの手本とされて、いつしか追い越された現実か。

つまらなくはないが、おもしろくもなし。
最近のシリーズ作品はスパイダーマン3もシュレック3もそうだが斬新さがなく、シリーズのノリ重視でそつなくまとめたものが目立つ。
だったら新作に力を注げといいたいのが本音やな。


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