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2007/06/30(土)
パッチギ! LOVE&PEACE
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★1/5 [監督]井筒和幸 [出演]井坂俊哉/西島秀俊/中村ゆり/藤井隆
遅ればせながら、あの名作『パッチギ!』続編観賞。 日韓の歴史的背景やら民族間の問題やら扱っているわりには、お堅くも重くなく、割合、日常的な観点(高校生のケンカとか)わかりやすいメッセージ性の良さが前作は光っていた。
さて、今回だが、わかりやすいのはわかりやすい。 前作の主人公アンソン一家が息子の不治の病を治す為に京都から東京に引っ越してくる。 京都では前作の高校時代に日本人の生徒やらとその差別から、抗争を繰り広げたアンソンだが、やはり東京にも差別はあり、その壁にも負けずに生きている。 問題は、息子の莫大な治療費・・・妹のキョンジャはその資金作りに芸能界へ。 アンソンはアンソンで闇の取引のブローカーをやったり。 結局は良い結果は得られず。 差別や息子の病やに加え、随所にはアンソンの父親たちの戦争の歴史もシーン挿入もする。
前作と比べて、内容はぎっしり。 それにつけて日韓問題なもんだから、これ少々クドすぎた感じがする。 前作のシンプルさが胸には響いた。 今回は詰め込みすぎで、編集もツギハギのようで、特にストーリー中盤のキョンジャがいよいよもって黒い芸能界のワナにはまっていくとこなんて、昼メロかい!! 人に説明をクドクドするよりも、一言、二言でキメル方がわかりやすいし、印象深い。 井筒監督、欲張りすぎてしまいましたかね(苦笑
ただ、私、子供のいる身なんで、やっぱお子さんのシーンとか今回仲の良くなる日本人役の藤井隆さんの演技シーンなどツボでポロリときそうにもなった。 藤井さんはお笑いの方でも特に映画『カーテンコール』とかからも演技上手い人だと思ってます。 子供と藤井隆がいて救いの★1。 いなかったら辛口直行な残念なパッチギなのです。
キャラ設定は同じでキャストを大幅入れ替えたとこですが、そこはそれほど気にかからなかった。 それでも藤井さんと子供がいて良かった(クドイ
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