映画日記‐管理人は見た!‐
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2007/05/30(水) 花よりもなほ
★★★3/5
監督: 是枝裕和
出演: 岡田准一, 宮沢りえ

画の時代劇作品の最近の評価は高い。
やはり、チャンバラは日本のブランド。
本作はテーマは仇討ちなれど、それらチャンバラとは一線を画す異色時代劇。

父の仇を果たす為、長野からはるばる江戸の貧乏長屋に身を置く若き侍の主人公。おおかた仇の所在はわかってはいるものの・・技量がともなわず、いつしか長屋の住人からは、腰抜け侍呼ばわり。そんな中、生活を支えるために始める寺子屋で長屋の未亡人の子供が生徒にやってくる。いつしか未亡人や子供とも仲良くなり、その交流から主人公も父の仇への復讐心も変わっていく。
だが、時は無情なもので、長野の叔父が仇打ちの状況を偵察に・・・主人公は仇を果たせるのか?それとも?

普通なら仇討ちメインなんだが、なんせ弱い。
弱いのにプライドは高い。高いプライドが崩れたとき、新たな自分の成長がはじまる。
武力や憎しみに固執することがすべてではない。
そんな己の生き方をみつめる主人公には共感。
力はないのに口だけじゃ、ボロはいつか出る。
やっぱり、真に強くなるには愚かさにきづかないと。侍だって人間だ。
弱い心を持ってはいる。
そんな人間くさい温かさを主人公や住人から醸し出す異色時代劇の良作。
住人の一人の間の抜けた男役のキム兄は必見です。

DVDはアマゾン⇒http://www.amazon.co.jp/%E8%8A%B1%E3%82%88%E3%82%8A%E3%82%82%E3%81%AA%E3%81%BB-%E9%80%9A%E5%B8%B8%E7%89%88-%E5%B2%A1%E7%94%B0%E5%87%86%E4%B8%80/dp/B000HBK0IE/ref=pd_bbs_sr_1/249-0290124-4369907?ie=UTF8&s=dvd&qid=1180486483&sr=8-1

2007/05/28(月) ロッキーザファイナル
★★★★★5/5パーフェクト!!

良かった。
Part5では育てたボクサーとストリートファイトで終わるチンピラまがいのラストでお粗末でしたが、今回は良かった!!

愛妻エイドリアン亡き後、細々とレストラン経営をしていたロッキーだったが、かつての町の不良少女との出会いや息子との確執により、眠っていた闘志に火がつく。名うてのボクサーとの試合に再びリングへ。
ただ、ロッキーは勝つだけでなく、己の生きざまを賭けてラストファイトに挑むんであった。

このかつての不良少女が今や場末のバーのバーテンで母子家庭で、世話焼きなロッキーが関わるんだが、ラストまで深い仲にならないか不安で不安で・・・
Part1ファンの私はエイドリアンとロッキーの馴れ初め知ってるから。
で、ラストまで涙も押さえ気味。
なんともなくて、それも良かった。
次見たら不安なく泣けるだろ。
いくつになっても挑戦するロッキーの姿は、強い気持ちをみるものに与えてくれます。
Part6まであるが、正直、1と6だけでいい。
中の作品は見なくてもいいくらい内容が軽薄。
見てない?そんな方なら、私の言った見方でどーぞ。
これでラストで納得の出来です。
すべての挑戦する人へ勇気をくれたシリーズとして、敬意を込めてパーフェクトです。

2007/05/27(日) 夜のピクニック
★★2/5

監督: 長澤雅彦
出演: 多部未華子, 石田卓也

鍛練歩行祭という夜通しあるく高校の伝統行事を軸に高校最後の行事参加するヒロインと友人らの悩みや恋愛など絡めて進行していく。ただ、ただ、歩く。そんなスロウな青春の貴重な時間の中でお互いの気持ちをみつめあい、ラストには爽やかな気持ちと少しだけ大人になったヒロインや友人がいた。

内容もおもしろく、評判も良かったから期待したが、少女漫画じみて、おっさんにはわからない。
時折、空想映像など挟みギミックはおもしろい。だが、使い古された手法ゆえ、新鮮さは欠けるんだなぁ。なんといっても夜通し歩くテーマはナイスなんだが、それに付随するいろんなエピソードないしヒロインのラストまでひっぱる悩みが、しつこい。
早く話せや!!
と、おっさん思う。
でも、そんな、まどろっこしいのが青春とすれば、なくはない。
でも、少女漫画なんだよな。もうちょっと、深い悩みないんかい!
妊娠中の高校生妊婦が旦那高校生と走るとか、ゴールまでバトルロワイヤルとか、、いやぁ、汚れた大人には爽やかすぎやすぜい!
学校の巡回指定映画的な健全、爽やかが、薄味すぎて残念でした。

2007/05/25(金) 虹の女神−Rainbow Song−
★★★★★パーフェクト!5/5
監督: 熊澤尚人
出演: 市原隼人, 上野樹里

昨年(2006年)の評判良かった邦画作品。『ラブレター』以降の肩透かし作品が続いていた映画監督・岩井俊二氏プロデュースとあって、一抹の不安があった。

観賞しながら、また、しみったれた青春映画くらいにしか冒頭は見てなかったのだが、ラストにいくと、ヤラレタ。
ボディブローのようにじわじわと効いてくる感動。
涙がボロボロのような作品ではないが、1回目、2回目、3回目と振り返って見たくなる淡い切なさがある。
見れば見るほど、味のある作品。

なんだか『ラブレター』をはじめて見たときのような感覚が蘇りました。
まーその『ラブレター』以降、青春、センチメンタル=岩井作品のような印象がひつこい時期も岩井監督もあったと思いますが。
『スワロウテイル』という冒険して、『リリィシュシュのすべて』ですべて見せたか?みたいな現実を興行的に思い知らされ・・・
そこにきて、原点回帰してきたわけですかね。

その成果がこの『虹の女神』には詰まったのでしょう。
青春、センチメンタル=岩井作品をより進化させていこうという監督の作品への思いいれがみえます。
映画研究会という自分の青春の舞台(であろう)を使ったとこなどはその一つとしてあがりますし。

内容は、ひょんなことから同じ大学の映画研究会に所属するヒロイン(上野樹里)と知り合うことになった主人公(市原隼人)が映画研究会での作品作りを通して、さまざまな人間模様に触れていく。
特に夢のない主人公であったが、研究会やヒロインの映画への情熱などの影響を受けて段々と成長していく。同時にヒロインの中にも、主人公への恋心が芽生えはじめていったのだが、その気持ちをうまく伝えられないまま時は流れ、いつしか卒業、社会へお互い旅立っていくのだが・・・

内容的には、なんてことない誰もが経験してるような青春物語。
岩井作品のうまいとこは、そんなどーってことのない内容を、映像・音楽・台詞の抑揚などで綺麗に味付けしてしまうとこだ。
そして、最後に『オチ』という素敵なプレゼントを用意してあるんです(笑

大体オチが同じなんだけれど、わかってるけれど、そこがまたいい。
爽やかに、落とす。
これが、綺麗に味付けした料理食べた後ののジャスミンティーの効果でジワ〜ッときます。
久しぶりに、岩井作品らしい岩井作品に出会いました。
この域で、また素晴らしい岩井作品に期待します!!

DVDはアマゾン⇒http://www.amazon.co.jp/%E8%99%B9%E3%81%AE%E5%A5%B3%E7%A5%9E-Rainbow-Song-%E5%B8%82%E5%8E%9F%E9%9A%BC%E4%BA%BA/dp/B000MQ51XS/ref=pd_bbs_sr_1/503-9903386-2271962?ie=UTF8&s=dvd&qid=1180049885&sr=8-1

2007/05/22(火) 主人公は僕だった
★★☆2.5/5
監督 : マーク・フォスター
出演 : ウィル・フェレル 、 エマ・トンプソン 、 マギー・ギレンホール 、 ダスティン・ホフマン 、 クイーン・ラティファ

あまり馴染みのない主演俳優だが、アメリカでは、サタデーナイトライヴやらで高額ギャラをいただく方らしい。
それだけあってコメディアンオーラはでまくり、演技も落ち着きあり。
ストーリーもわかりやすく、規則正しく仕事一筋の主人公が、ある日、何者かに人生を操られていく。
ナレーションのように聞こえるその者の正体はいかに?そして、人生を変えることはできるのか?

脚本はなかなか。
ただ、コメディアン使ってハートフルコメディーに仕上げようとしてるが、あまり笑えない。
むしろ、悲劇が印象ぶかい。主人公の人生をあやつる何かが悲劇好きなんもあるから仕方ないが、それを理解しても笑えない。

ラストもベタな終わり方でまいった。
純粋にSF映画で作ればよかった脚本なんで、残念!
しかし、全体の流れは悪くないんで、楽しめます。

笑えそーで笑えない映画でした。

2007/05/02(水) UDON
★☆1.5/5
監督:本広克行
出演:ユースケ・サンタマリア、小西真奈美、トータス松本

うどんの宣伝映画で片付いてしまうくらいの内容。
何をやっても駄目な男が地元に戻り、タウン誌の編集部に就職。そこで地元で隠れたうどんの名店を取材していくうちに、いつしか一大ムーブメントとなるのだが、その影では、集まった客の多さで渋滞やらゴミ問題やらが重なり閉店する店も。そんな状況下の元、自身の実家であるうどん家にも危機的問題が起き、主人公は窮地に立たされる事になっていく!!

どう考えても、うどんを食べさせようとする製作サイドの嫌らしさが蔓延する作品。
うどん、うどん、うどんでひつこい。
ユースケ・サンタマリアが主人公だが、馬鹿みたいにテンション上げてイタイ。なんか最後は親子愛やら人生訓みたいのを無理矢理つなげてますし、これまたお粗末。
フジテレビ企画モノらしいなぁ・・・・映画にするか?みたいなドラマレベルの作品だ。
辛口に書かなかったのは、うどんが好きだからね。
ナハナハf^_^;

DVDはアマゾン⇒http://www.amazon.co.jp/UDON-%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2/dp/B000LW7L40/ref=sr_1_2/503-8955372-0541548?ie=UTF8&s=dvd&qid=1178060996&sr=1-2

2007/05/01(火) 時をかける少女
★★★★★5/5パーフェクト
監督: 細田守
出演: 仲里依紗, 石田卓也

この作品、初めのは大林尾道三部作の一つで、原田知世さん主演で80年代に大ヒットした。
今回はアニメーション。
話しはひょんなことから時間移動できるようになった少女が、誤った使い方により、時間というものの大切さを見失いながらも、やがて時間移動の謎の解明とともに感じていく青春SFストーリー。

内容は実写とかわりない。全く同じでないがメッセージは共通。
時間の尊さと青春のはかなさを物語ってるとこは、やっぱり良い。
二度と戻れない青春の一日に一回でも帰れたら・・
そんな夢を叶えてくれる映画なんだな。
大林版も原田知世さんの初々しさがセンチメンタルな印象を色濃くし、名作だが、本作もひけず劣らずの二次元キャラの主人公。
他にもキャラ設定は秀逸で、活きたキャラになっている。昨年は奇しくもゲド戦記の影に隠れたのだったが、単館から口コミで火がつき、結果、この作品はゲド戦記より人気が上がったのも理解できる。
また、実写をしらなくも、テーマは永遠に色褪せない誰もの青春の日々を時間軸と共に中心にしてるんで初見の人にも充分な内容。久しぶりのアニメーションの名作登場といえようか。文句なしにパーフェクト。
DVDはアマゾン⇒http://www.amazon.co.jp/%E6%99%82%E3%82%92%E3%81%8B%E3%81%91%E3%82%8B%E5%B0%91%E5%A5%B3-%E9%80%9A%E5%B8%B8%E7%89%88-%E7%AD%92%E4%BA%95%E5%BA%B7%E9%9A%86/dp/B000MEXAOM/ref=pd_sbs_d_1/503-8955372-0541548


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