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2007/04/30(月)
ゲゲゲの鬼太郎
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★★★3/5 公開中 監督:本木克英 出演:ウエンツ瑛士、大泉洋、田中麗奈、間寛平、室井滋
最近の映画界ではドル箱の実写版映画。 スパイダーマン、スーパーマン、が全米を湧かすなら、邦画はゲゲゲで勝負とか言ったとか言わないとか(笑
原作は水木しげる先生の貸本時代の『墓場の鬼太郎』そして、『ゲゲゲの鬼太郎』への変遷を経てる名作妖怪漫画。 そーいえば、今年の正月は『どろろ』もあったし、名作の実写版が多い年ですね。
さて、鬼太郎。 森のどっかにある妖怪ポストに鬼太郎宛てに妖怪退治の手紙を送った少年。内容は自分の住む団地に妖怪が現れるという。そこで妖怪退治を依頼するわけである。 だが、この人間を困らす妖怪たちは、ねずみ男というセコセコ妖怪にバイトで雇われていて、実は団地住民を追い出し、遊園地建設を計画する地上げ屋がからんでいた。 鬼太郎の活躍で妖怪たちは退散したのだが、事態はおさまらなかった。なぜなら、ねずみ男が寝床にする神社でねずみ男がひょんなことから妖怪石という妖力の強い石を見つけてしまい、しまいには盗んでしまう。話はその石を取り返すために動く狐妖怪との攻防や、その中に巻き込まれていく人間たちを救う展開になっていく。 果たして鬼太郎は無事、妖怪石や人間を救えるのだろうか!?
話は鬼太郎の原作にもよくある話です。 忠実で変にオリジナルみたいなことはたられてないから良い。 キャラ設定もウエンツ君のゲゲゲもハーフの濃さがそんなにクドクなくて慣れてくるし、なんといっても大泉洋さんのねずみ男はパーフェクト!!来年の日本アカデミー主演男優賞をあげたいくらいだ。いや、そのくらい漫画に酷似しているんだなぁ・・ ここまで7割としたら、残り3割なにかが足りなかったのだ。 それはお子様映画を意識しすぎたのか、原作の陰鬱な雰囲気、あっさりとした会話ドラマ、そのあたりがない。 まーそのとーりに作ったらR15か(汗 しかし、ファンとしてはそこまでして本物の鬼太郎なのだ。 お子様使用にしすぎて、どーも鬼太郎がそのへんの若い兄ちゃんのような軽さが言葉に多いし、おしつけがましい家族ドラマと恋愛ごっこみたいのはイタイ。 ラストはみんなで妖怪ダンスで終わりというのも大人にはこっぱずかしいし・・・ 子供映画だから熱くなっても仕方ない話だが、作品としてみるならもう一つ工夫が必要なのだと思う。 家族映画としてのデキは文句なしに良いから、GW親子映画ならおススメ。妖怪もかわいいから子供も泣かないよ〜! 公式サイト↓ http://www.gegege.jp/
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