映画日記‐管理人は見た!‐
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フラガール
★★★★☆4.5/5
監督: 李相日
出演: 松雪泰子, 豊川悦司
DVDレンタルが近いので、振り返って書いて見るこにします。
2006年度の日本アカデミー賞獲得しましたねぇ。
炭鉱閉山に際し、村をあげて、常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)のたちあげまでのお話。
冒頭で伝えたよう、アカデミー獲得など邦画シーンを盛り上げたってのは、それだけ映画の醍醐味という、泣いて・笑って・感動してのエッセンスがバランス良く詰まったのは言うまでもない結果。
やっぱり、なんだかんだ言っても、フラダンスと日本の風土という、まったく異なるものを融合させていった炭鉱閉山前の村のフラガール役の娘さん含めた人々の功労というものに熱いものが感じます。
単に青春物語で終わってない、大きなマンパワーがあふれていて、フラガールの娘たちの他にも、センター設置のヤシの木を大事に管理する人、ダンスを教える人、娘を応援する親などなど多くの人の努力が映画をラストまで盛り上げている。
勿論、協力的な話ばかりではない。
はじめは、すんなりいかないハワイアンセンター反対派の多い中、段々とハワイアンセンター建設に人々が動いていくわけだが、その着火役となるのがフラガールたちである。
一度火のついたものは、大きな大火となり、やがて、情熱の炎と化すように、ラストはフラガールたちの情熱のフラダンスが昇華するわけです。
全体的には、ハッキリ言ってベタです。
ベタな内容と泣きのシーンが多いんですが、なんといっても実話だから、素直に受け止められますねぇ。
また、ダンスの先生役の松雪泰子さんは、女優として一皮向けたくらいの、演技でしたから、これまた、見どころ。
おしくも、主演女優は嫌われ松子の中谷さんに持ってかれましたが、こちらも良かった。
昨年の邦画ベスト1に比べられがちですが、自分的には、嫌われ松子が毒はあるが美味いフグとしたら、こちらは、毒はなく安心して美味いタイのような。
そう考えると、老若男女問わずタイは人気高い。
フグは貴重で美味だが、好みもある。
ただ、どちらも美味いのは間違いないですが。
★5といきたいが、トヨエツの田舎者の人の好い青年ぶりからしても、借金取り立てのヤクザにしても間抜けで、あまりにも出てくる人が毒がない。私、ひねくれてるんでしょうが。
毒が多少ほしいとこ、なんか、少し、人間臭さが足りない。
非常に好きな内容ですが、4・5というとこかなぁ。
DVDはアマゾン⇒
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E6%9D%BE%E9%9B%AA%E6%B3%B0%E5%AD%90/dp/B000MEXAO2/ref=pd_bbs_sr_2/249-1810145-0169159?ie=UTF8&s=dvd&qid=1172973039&sr=8-2
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