映画日記‐管理人は見た!‐
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ユナイテッド93
★★★★4/5
監督: ポール・グリーングラス
出演: ジョン・パウエル
911テロを題材にした映画が2006年は多かった年であった。大きな製作費をかけたものでは『ワールドトレードセンター』があがるが、これが地上の側の視点なら、本作品は上空での視点といえばいいか。
どちらにせよ、テロという最悪の状況に直面し、予期せぬ不慮の死に遭遇してしまった方々の思いは、言葉にできないくらい悲しい。
残された家族も同じく、911の残した爪あとは、今も続いている。
ただ、一つ、救いであり、希望をあげるのならば。あの日、歴史上、最悪な出来事あった日に、国内外問わず、救助に集まったボランティアの人々の姿は、人は一つになれることの尊さもあらためて感じさせてくれたのも嘘ではないと、『ワールドトレードセンター』のラストでメッセージがテロップに流れていたのも印象深い。
ユナイテッド93は周知の通り、唯一、テロ機の中で任務遂行を失敗させた旅客機である。
ホワイトハウスに墜落するテロを食い止め、途中で墜落、全員死亡しているのだが、ブラックボックスや、テロ中の機内からの旅客たちの家族への電話などから、中での様子は克明に記録されていたという。
そんな家族の了解を得て、本作の製作に踏み切ったのだが、ここでも前述した人が一つになれることが如実に理解できている。
墜落を前に、恐怖におののきながらも、テロ旅客機の旅客たちは、一致団結し、テロに立ち向かっていき、結果、自分らの命の代償にテロを阻止させたわけである。
あくまで、阻止しようとはその時点では誰も考えられない状況なので、結果論なのだが、少なくとも『共に生きる、戦う』この姿勢は貫いたのだ。
国のテロ対策が遅かった要因もあるのに、国を救う結果という皮肉な話だが、残された者は、この事実を忘れてはならない。
人は一つになれるという真実は911は立証させた大切な日である。
映画はドキュメントにて、キャスティングなどは特にこだわっていないが、事前に故人の家族には確認してもらった上で設定している点では、丁寧なキャスティング。カメラワークはこちらも、ドキュメントならではで、カメラブレ、アングルのハンディカメラっぽい躍動感などあり、事件の緊迫感を感じさせる。
淡々とした日常のストーリー序盤から、突如、非日常のハイジャックという空間に変わっていく状況は、克明に事実を元にしているだけあり、非常に事件の深刻さ、背景、などが確認できるはずです。なにかと、『ワールドトレードセンター』と比べられがちだが、冒頭に伝えたように、地上、上空の違いであり、伝えるべきメッセージはどちらも同じである。
ある面、この2作品で1セットのようなくらい、大切なメッセージの詰まった作品である。
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