映画日記‐管理人は見た!‐
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2007/01/31(水) ファイナルディスティネーション
★★☆2.5/5
監督: ジェームズ・ウォン
出演: デヴォン・サワ, アリ・ラーター
シリーズも昨年で三作目を公開した人気ホラーサスペンス。
修学旅行のパリ行きの飛行機。主人公は搭乗した際に悪夢を一瞬みてしまう。それはパリへ出発した直後の墜落。慌てて搭乗拒否し、主人公と共に難を逃れた仲間たちであったが。
死の運命は次々と生き残った者を狙い消していく。この連鎖を止め、死を免れることはあるんだろうか。


日本でもリングや呪怨なども近いシナリオはあるが、アメリカ産だけに、おどろおどろしいより、怒涛のスピードで話しはサクサク展開。謎解きもわかっちゃいるが、死の追跡はなかなか面白い。逃れようない死をどう交わすかがキーになっているから、発想も日本ならお化け見たさな内容だが、サスペンス風味もまたよい。人気あるのはわかる。
但し、B級な雰囲気は全編あり。あまり知らない俳優や、予算のかかってないような死に方の数々など、まぁ、一本目なりのリスクは否めない。
評価はそんな感じで星半分だが、また、次のもの、最新のものなど期待は十分できるから、まずはこのあたりの評価となります。
おざなりにならないことを期待して、見たいと思います。
DVDはアマゾン⇒http://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E7%89%B9%E5%88%A5%E7%89%88-%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%B3/dp/B0001LNNY8

2007/01/28(日) エリザベスタウン
★★☆2.5/5
監督: キャメロン・クロウ
出演: オーランド・ブルーム, キルスティン・ダンスト

公開当初のテレビCMでは、癒し系の雰囲気出した感じだったし、全体的にはまぁまぁ、その感じもあり、見れる範疇だけど、話しのスケールが小さい、たいした問題でもないようなことを引っ張りすぎている。

仕事で大失敗し、会社に損害を与えてクビになり、恋人も離れ、時同じく、父親が亡くなる。どん底気分で父親の故郷エリザベスタウンに葬儀の段取りに向かう。懐かしい親戚、のどかな町並みはあたたかく疲れた気持ちを包み、やがて、新しき愛を見つけていく・・
って、脚本的には目新しい感じない。スケール小さいのも、不幸をタラタラとラスト近くまで振り切らない主人公が大きい原因。
もっと不幸でも頑張ってる方は多い。

雰囲気はいい。
脚本を広げた展開なら、もっと良かったと感じました。おしい作品。

DVDはアマゾン⇒http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%B6%E3%83%99%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%B3-%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A1%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%A6/dp/B000BD7AR2

2007/01/27(土) スピリット
★★★☆3.5/5
監督: ロニー・ユー
出演: ジェット・リー, 中村獅童

リンク先の映画君には、ずいぶんと前に観賞勧められ、やっとこさ見るタイミングが合った。
というかタイミングを求めた感じもする。
現状を変えようと無理にあがき、ちょっと疲れた最近だから、この作品はそんな魂に光を当ててくれた。

また、主演のジェットリーも海外で活躍し、いろいろな壁を越え、最終的にはやはり、武道を愛する精神回帰した意味の本作は魂に光を当ててくれたんでは。

武道家の父を越える為、自分を強く、名声を得る為、様々な野心に背中を押され、天下一の武道家を目指す主人公。だが、野心は結果的には心の闇を増幅してしまい、ついには身を滅ぼす。傷心と喪失感のまま、闇をさ迷う中で、本当の武道家としての精神を見つけることはできるんだろうか!みたいなー話。
ベタです。ベタですが、前述したようにジェットリーの半生のようなストーリーには感慨深さがあり、なかなか見せます。
男の世界ちゅうよりは、もうちょい広げた人生哲学。
精神を磨くことの大切さを思い知らしてくれて、今の自分には特に刺激になりましたねぇ。
映画的な観点を語れば、アクションは鉄板で素晴らしい。ただ、話しがわかりやすい点が批評家には、ウケないだろうか。捻りをくわえろ!とか言われそう。
素直にみると、ストレートに胸にこたえるんですけど、そのあたりで賛否両論。
自分は少林寺からのジェットリーを知ってるんで、やっぱ彼の生き様見てる感じがして、よかったです。
中村獅童さんも日本人の武道家で出演ですが、差し込み具合も違和感なく、いーキャラクターしてます。


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2007/01/20(土) かもめ食堂
★★★☆3.5/5
監督: 荻上直子
出演: 小林聡美, 片桐はいり

女性向きですねぇ。
これは、とても女性的感性がひろがっている感じがある。
フィンランドで日本食の食堂を経営する独身女性の主人公がひょんなことから、観光やら自分探しに訪れる同じく独身邦人女性と知り合い、店を自然に盛り上げていくというお話。

全編これといった大きな展開はなし。
かといえ、小津映画のような『のほほん感』ばかりで統一はさせてなく、ところどころ笑いも入れていて流れのアクセントはうまい。

それらの強弱が監督の視点から女性的な感性として、上手に伝わり主人公の自然な生き方への姿勢へ繋がっている。

単館上映が会社帰りの独身OLからの口コミで広がり、かつての『アメリ』のように、シアワセな気分にしてくれる映画として興行収入を稼いだのもよくわかる。

女性なら特に、知らない外国で、自立し、新しい世界を生き生きと生きるなんて憧れてしまうだろう。
男はそこに野心やらなんかで、そうはいかないから、少し斜め視線で見ちゃうから残念。
女性だったら、迷わず満点だったでしょう。
DVDはアマゾン⇒http://www.amazon.co.jp/%E3%81%8B%E3%82%82%E3%82%81%E9%A3%9F%E5%A0%82-%E7%BE%A4%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%93/dp/B000ELGLDA

2007/01/19(金) 手紙
★★★★4/5
監督:生野慈朗
出演:山田孝之、玉山鉄二、沢尻エリカ、吹石一恵

東野圭吾氏の同名小説の映画化作品。
私は東野作品はけっこうツボで、ドラマなんか好きだと感じたのは大体、東野作品だったりするのだ。
でも、小説は未見で、今回は初めて映画見る前に読んでみた。

ストーリーは、両親を早くに亡くし、弟と二人暮らしの兄は、まだ高校生の弟を引っ越し仕事などで養っていたが、過労がたたり、腰を悪くしてしまう。働くのも苦労し、弟の大学入学資金もあてのない事から、ある一人暮らしの老女の済む資産家宅に進入し、盗みに失敗し、老女を殺してしまう。
兄は刑務所に入り、弟は受刑者の兄を持つ運命に。
加害者の家族という差別が終始つきまとう日々で夢、恋愛までも閉ざされ、いつしか現実逃避の道を選ぶ自分が。
兄からの手紙はそんな日々に並行し、毎月送られてきていたが、やがて、すべての差別の発端を作った兄を怨み、憎しむ弟へ。

ストーリー終盤では兄の手紙の答え、そして弟の最終的に選んだ兄への、自分への答えが明かされていくのだが、加害者と残された家族の社会的立場や個人的な立場という重いテーマを描いた作品だけに、単純に罪を背負う加害者をめぐる家族愛、兄弟愛などとは、くくれない。
被害者視点の映画は数多くあるが、この作品のようなテーマは意外にも少ない。洋画でも『デッドマンウォーキング』など有名だが、それ以降、自分の中では、単館作品などのぞけば、あまりない。

なかなか考えさせられますから、製作側も難しいんだと思う。
罪を犯したものへ、同情を求めるようなものではいけないし、罪は罪と正確に伝えなければ、お涙頂戴で終わるし。

その点は、この作品は、多少、オーバーなドラマ仕立てな感もあるが、それくらい罪の重さは家族にも関わることの演出効果は出ている。
また、重いテーマの中に、弟がお笑いスターを夢見たり、恋をしたりという、生きていく中の光りの挿入もバランスが良かった。
但し、この光りが重いテーマの中の光りだけに、悲壮感も表裏一体であるのがまた、観ているものに印象を残している。
そして、テーマである『加害者と家族』というキーワードは、最後まで大切にし、前述したお涙頂戴な軽いノリのラストには繋げなかったことは最もこの作品の素晴らしいところ。
たしかにラストでの兄との再会は、色々な流れの中での感動の再会ともとれるが、正確なテーマの伝達により、加害者と家族の本当のあり方の真意が胸に迫ってくる。

小説先行で観たので、比べれば、少しソフトでダイジェスト的な部分も見え隠れしますが、それは2時間というボリュームの中での製作なのでご愛嬌といいたいが、描いて欲しかった点も多いので、満点には届かない。映画しかしらなかったら、満点の感想だったが。

触れにくいテーマ故に、製作数は少ないが、逆に、知らないから、知りたい部分でもある。
こういったところも、映画には伝えていく義務があると思えた
犯罪を犯罪と思えないような輩も多い時代、罪を償うことの意味を知ることは大切なことじゃないだろうか。

公式サイト⇒http://www.tegami-movie.jp/

2007/01/16(火) デスノート前/後編
★★★☆3.5/5
監督:金子修介
出演:藤原竜也 松山ケンイチ 戸田恵梨香

完結しましたねぇ・・・
漫画の実写つまらねーシンドロームを覆す勢いの人気作品でした。

原作ファンも納得のデキらしく、映画オンリーのわたしも納得だった内容でしたね。
2006は久々の邦画人気の年で、洋画が人気下回りの年でしたが、それに一役かったのはデスノートの力は大きいはず。

死神の気まぐれにより、人間界に落とされた死のアイテム。そのノートに名前を書かれた者は必ず死ぬといわれるデスノートを巡るサスペンススリラー。
中心となるデスノートの使用者、夜神月(ライト)とライトを追う名探偵L(エル)の心理攻防はなかなか。
金はかかってないが、シナリオが素晴らしい。
編集や音楽もサクサクして中弛みなし。
みるなら、前/後編を続けてみたほうが話しを忘れないからいいかもだ。
特に後編は展開が早いから、前編で相関図を学習しなきゃ、ついていけない。

後編DVD発売はまだ先だから、前編をよーく見ておくのもいい。

練り込んだシナリオには、粗削りさがなく、頭が下がる思い。

ただ、SAWのように続編だらだらはやめてください。ぴたっ!と終わるデスノートであってほしい。
また、スピンオフとして、名探偵Lの映画化が年末に発表あり、これなら期待したいとこです。

公式HP:http://wwws.warnerbros.co.jp/deathnote/

2007/01/15(月) 森のリトルギャング
★★☆2.5/5

監督: ティム・ジョンソン
出演: ブルース・ウィリス, ギャリー・シャンドリング

CGアニメ映画以外のアニメ映画と比べても、同数くらいに年間製作数も増えてる。そんな人気全盛の映画カテゴリー。子供を連れて観たのも昨年度なら八割はこのカテゴリーだったくらいだ。
ピクサー、ドリームワークス、ディズニー、老舗を追った製作サイドの新手はまだまだ増えるでしょうね。ただし、それだけ量産されれば、だいぶ目新しさもなくなり、ハリウッド映画見れば毎回、トムハンクスがいつも出てるように食傷気味にもなる。
シナリオ、キャラクターあたりで勝負の白黒は別れ、ある面、やっとCG、CGともてはやされた軽さから、映画としての価値が問われ出したのかもです。

さて、リトルギャングですが、まーCGアニメ的には普通。キャラクターも普通。シナリオはどうか?なんですが、これまた普通よりも劣るんだよなぁー。
人間によって住んでた森を伐採された動物たちが、潰された森に建てられた新興住宅の人間から食材やら生活洋品をかっぱらい生き延びていくわけです。
やがて、人間たちと対決になるわけで、果たして動物たちに未来はあるのか?みたいな話。
以下ネタバレ注意!↓↓

動物が勝手な人間に困り、盗みをしてしまうのは理解できるが、やりすぎ。
最終的には残飯じゃなく、買ってきた物、テレビ、ゲーム機なんでもだ。困り果てた住人が捕獲業者を雇うんだが、それも害獣扱いで、やりすぎ。ラストは動物たちが勝ったが、だから??お互い共存とか和解とかのメッセージなしで、勝手な人間たちにすれば、やっかいな動物の印象だけで終わりに。動物たちは自然破壊されて可哀相だからこその人間の反省があまりなし。子供向けと軽く作ったかもしれないが、表現が粗削りだったきがしますね。
CGアニメはまだまだ新しいと勘違いした為か?普通であり、シナリオは稚拙。
救いは、DVDの特典用のエピソードアニメ。これの方が本編よりおもしろかったりする。

もはや、映画として成立したカテゴリーとして、丁寧な作りを期待したいCGアニメの今後であります。

DVDはアマゾン⇒http://www.amazon.co.jp/%E6%A3%AE%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%82%B0-%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%B3/dp/B000I8OB3G

2007/01/12(金) SAW3
★★☆2.5/5
監督:ダーレン・リン・バウズマン監督
出演:トビン・ベル、アンガス・マクファーデン、ディナ・メイヤー、バハー・スーメク、ショウニー・スミス

新年早々、えげつない作品ですわ。f^_^;
昨年のパート2の感想にも書いたが、もうええって!な本シリーズ。
猟奇殺人鬼JIGSAWがまだ生きていて、またまた殺人ゲームを開始するって事態で苦しい展開。
この作品はパート1に限っては密室劇、低予算、斬新なシナリオが素晴らしく当たったが、作を追うごとに、ブレアウィッチ、キューブよろしく、苦しい続編の性にはまっていってる。
ただ、それでも、えげつなさの増強やシナリオの強引さのせいか、駄作には至ってないライン。
製作のライオンゲートは少なからず、クラッシュで昨年度アカデミー賞を獲得した新鋭の会社だけはある。話しを映画にもどすと。
生きていたJIGSAWは自分のゲームをクリアーした女を下部にし、今回は末期癌に侵された自分のオペをしてもらう女医をゲームの餌食にする。また、同時進行で別のゲームに参加者もいてザッピング形式でラストまで話しは進行。ラストで謎が解明し、またまた次回への繋がりをみせてもいる。
次回?
まだやるんか!
いー加減せっかくの評価のあったパート1を汚すのも終わりにしてほしいんだが。シリーズものはドル箱故に仕方ないか。
食傷気味の本作、えげつなさがあとをひくんで、サイコホラー好きには参考程度すすめるが、パート1のような斬新さはなしだから、あまり期待しすぎるとまさに、ゲームオーバーです。

SAW3公式HP⇒http://saw-3.jp/


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