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2006/07/09(日)
カーテンコール
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★★★★★5/5 監督・脚本:佐々部清 プロデューサー:臼井正明 原案:秋田光彦 出演:伊藤歩、藤井隆、鶴田真由、奥貫薫、津田寛治
この作品は何気にかの3丁目の夕日と興行時期が重なったりで、同じ昭和30年代の日本をテーマにしたもので比較もされがちですね。
しかし、いや、別物ですね。 日本は日本でも下関だから(笑 じゃなくて、戦後の日本の背景や復興色の濃さよりも、当時の娯楽の王様の映画を通して、その人間模様や、在日問題までも織り交ぜているのが本作。
基本的に3丁目もこっちもすごく好きでした。 ただ、カーテンコールは佐々部監督も制作ノートに語るように、日本版のニューシネマパラダイスになればというお思いから、作品の肉付けに入っていったようで、同じく、ニューシネマ・・も大好きな自分にはもう、感涙でした。 映画ファンのスクリーンへの思いや、映画館への思いが伝わり、加えて、当時いたとされる幕間芸人(映画と映画の間のつなぎ)の人生と結びながら、ストーリーは進行していきます。 こういった映画を中心に繰り広げられるドラマは、やっぱり映画の素晴らしさが再確認できていいなぁ。 だから、映画好きの気持ちをキャッチした分としては、カーテンコールの方が好きかなと。 悲しい話だけど、最後は心あたたまる物語。 <ストーリー> 橋本香織(伊藤歩)は東京の出版社で働く25歳。あるスキャンダル記事により、福岡のタウン誌の編集部に異動を命じられてしまう。そこで目にした一通の葉書に彼女は心惹かれる。それは、「昭和30年代~40年代中頃まで下関の映画館にいた幕間芸人を探して欲しい」という投稿だった。 その映画館「みなと劇場」を訪れた彼女は、幕間芸人・安川修平(藤井隆)と彼の家族との悲しい過去、そして今も父親を心の中で求め続ける一人の女性・美里(鶴田真由)の存在を知ることになるのだった……。 この先はDVDでね!
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