映画日記‐管理人は見た!‐
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2006/06/28(水) レイジ34フン
★★☆2.5/5
出演: フランカ・ポテンテ, ヴァス・ブラックウッド, ショーン・ハリス, ケリー・スコット
監督: クリストファー・スミス

イギリスではヒットし、地下鉄利用者を激減させたなんてフレコミもあり期待したが・・もーちょっとひねりの効いた作品にしてほしかった。結果は凡作のイメージでした。
最終の地下鉄を乗り過ごし、駅に閉じ込められたまでは、まーまー恐怖感あるが、その後の展開はオーソドックスなホラーにまとまってしまい残念。
内容は、『ラン・ローラ・ラン』のフランカ・ポテンテ主演、ある女性を不気味な地下鉄の恐怖が襲うホラー。ケイトは地下鉄の駅で0:34の終電を待つ間に寝てしまい、駅にひとり残されてしまう。しかし、その後来ないはずの電車が到着し…。一応R-15作品ですが、バイオハザードの方が怖いかも(笑。

そこそこ見れますけれど、まーやばすぎず、普通にまとまってます。やばいなぁ・・やなもん見たなぁ・・みたいな恐さがないとホラーは成立しないと思うから、特にホラーファンの方はそこはあきらめてください。(苦笑

DVDはアマゾン⇒http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000B84M0K/249-8668516-7297923?v=glance&n=561958

2006/06/11(日) ALWAYS-三丁目の夕日−
★★★★★5/5
出演: 吉岡秀隆, 堤真一, 小雪, 堀北真希, もたいまさこ
監督: 山崎貴

言わずと知れた2005年の邦画界の大ヒット作。
なんといっても日本アカデミー賞も主演女優賞以外を総ナメしたのも記憶に新しいとこ。
実はこの作品、自分はもう随分と前から西岸良平さんの原作漫画のファンだから、かなりマニアックなくらいに、この作品の世界観は熟知していました。

よく漫画と映画は別物というジンクスがありますが、そんなマニアックな自分もうならせる出来栄えには、やはり売れるなと納得。

多少、人物構成が漫画と違うツッコミどこありますが、そこは愛嬌。
昭和30年代の東京の人情あふれる町並み、戦後からの復興のシンボルのような建築途中の東京タワー、そのCGによる復元技術は、素晴らしいですね。
よくあそこまで細かく再現したと。
また、子役も昭和の顔してるんだよなぁ。
とても現代のこどもに見えない、やんちゃで素朴なガキんちょです。特に、茶川先生宅に居候の淳之介君はいー味でてます。

原作では、鈴木オートの家族も、駄菓子屋の売れない作家茶川先生も、毎回は出演しませんし、エピソードは一話完結パターンで、映画のような作りではないですが、そこをうまくまとめた感じはありますね。
いーとこ取りみたいな。
茶川先生役の吉岡さんは、これでアカデミー主演男優賞GETしましたが、これはうなづけます。
特にラストの演技はチャップリンのキッドのあの名場面のように、体当たりで愛するものを守る優しさにあふれています。
また、役者として一皮むけた作品だったんではないでしょうか。

内容は特に細かく書きませんが、昭和30年代の日本が、一番がんばっている時代の、がんばっている人々のお話です。
こう書くと今が、がんばってないようですが、そうじゃなく、一体感といった点ですね。日本は変化していって、個々がよければ、がんばればの風潮が強い。
受験、就職、なにかと自分がよければ、他人は知らないということが、クールであり、現実のようにとらえられてきてます。
都合のいい無関心な時代。
そんな時代だからこそ、本作のような作品で、今一度、国を、町を、家族を人を良くすることを思い出してほしいですね。
皆でがんばる、協力することの根本的な大切さを見つめなおせる映画でもあります。
迷わず、5点パーフェクトでした。

DVDはアマゾン⇒http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000C5PNTG/249-3850619-8991566?v=glance&n=561958

2006/06/10(土) この胸いっぱいの愛を
★★★★4/5

監督:塩田明彦
脚本:鈴木謙一、渡辺千穂、塩田明彦/音楽:千住 明/
撮影:喜久村徳章/照明:豊見山明長/美術:新田隆之
録音:井家眞紀夫/
VFXスーパーバイザー:浅野秀二/編集:菊池純一
出演:伊藤英明 ミムラ 勝地 涼 宮藤官九郎

幽霊モノ(黄泉がえり、星に願いを、天国の本屋etc)など死者との再会と郷愁を結びつけた作品が流行したここ数年の、まとめ的な印象。
これに世界の中心で愛を叫ぶの命の儚さをMIXさせた感じもあり、もう今までの幽霊モノの総まとめじゃないかな。
  
多少、中だるみも感じられるが、ラストはMAXに涙腺がゆるむことは間違いない。
特に宮藤勘九朗のエピソードは、他人からすれば、とてもつまらない人生の中の後悔をある告白により昇華させていくのだが、泣ける。
主人公のオチよりも泣けた。
だって、人生って、そんなものと思うような後悔は多いんだが、よくよくその一つ一つを確認すれば、意外にそんな後悔にも深い理由が存在していたりもする。

故郷である北九州は小倉に帰省する主人公は、なぜだか、1986年にタイムスリップしている。
かつて、母方の祖母の旅館に両親からあずけられ、少年時代をすごした時代。
そこには、後悔する思い出もたくさんあった。
他にも、自分と同じようにタイムスリップしたメンバーと遭遇する。また、彼らも1986年の小倉に、忘れられない後悔を残している中で、後悔の答えを見つけられるのであろうか?
そして、2006年の現代へ無事に帰還できるのであろうか・・

TBSは黄泉がえりのヒットもあって、作りがうまいなぁ。
さすが、ドラマのTBS。
幽霊モノ総集編なら、この1本で決まりでしょうか。
中だるみは、他のタイムスリップ者のエピソードの描写が弱く、主人公のエピソードが長い。
宮藤のエピソードなんか、ラストでやっとわかるくらいです。
そんなにひっぱるエピソードでもないけど、少しはね。
ちょっと強引なラストへのつなぎに1点減点でしたが、総括すると、なかなか良かったです。

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