映画日記‐管理人は見た!‐
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2006/04/28(金) ピエロの赤い鼻
★★★3/5
製作: ルイ・ベッケル
監督・脚本・台詞: ジャン・ベッケル
原作: ミシェル・カン
脚本・台詞: ジャン・コスモ/ギョーム・ローラン
出演: ジャック・ヴィユレ/アンドレ・デュソリエ/ティエリー・レルミット/ブノワ・マジメル/シュザンヌ・フロン

第二次世界大戦末期、ドイツ軍占領下のフランスの片田舎の陽気なおっさん2人が、レジスタンス気取りで、ドイツ軍の鉄道通信塔を爆破してしまう。うまくいったかと思ったのもつかの間、あっけなく捕虜となるんだが、ほかにも犯人扱いされた2人の市民がいたり、爆破の建物には同国のフランス人の鉄道整備の爺さんが寝泊りしていて、大怪我を負わせたりと、散々な目に周りを合わせてしまう。おまけに、犯人として名乗り出ない場合、24時間経ったら処刑と・・不幸の連鎖、連鎖、連鎖。
そんな中、敵国の元サーカス団のピエロの経歴のあるドイツ兵に、ひと時の笑いと希望をもらうことになる。
(これが、タイトルのピエロである。)
自首か?処刑か?ストーリーはこの後、急展開を見せる。

芸をみせてくれたり、食事を与えてくれたり、敵でありながら、心から戦争に染まらないその友好的な姿はかなりの印象。
このドイツ兵ピエロ出演シーンは全体からするとほんの15分から20分程度なのだが、タイトルにする価値はありますねぇ。
本当、人間本来の持つ「優しさ」をわずかな間でも演出されていて、戦場に咲く一輪の花(鼻か?)のような、あたたかさを感じさせてくれます。
名も知れず、戦争に染まらずに、敵国もなにも関係なく思いつつも、戦争に巻き込まれて戦地で亡くなった方は多くいたことは、いまなおどこかで続く戦争の愚かさを考えさせられますね。

さて、ピエロの話は良い話です。
が、
この主人公の陽気なおっさんさえ、余計なことしなきゃ、あんなことや、こんな迷惑はなかったのに・・と思うのも否めないな。
だって、きっかけが、二人が恋する女性が「レジスタンスは英雄」なんてそそのかして、調子に乗ったのがはじまりでしょ(汗
まー、物語の進行につれ彼らなりの反省もありますが、「償い」にしては、ちょっと軽く描きすぎだったような気がする。
何気に、盛り込みすぎで、戦争モノであり、家族愛なんかも入ってたりします。(詰め込みすぎたなぁと)

なので、おっさんじゃなくて、ピエロの話をもっと中心にもってこいや!!(笑
リメイク権をスピルバーグ監督が獲得したらしいんで、そこのとこヨロシク!ってなもんでございました。
おしいとこやなぁ。
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