映画日記‐管理人は見た!‐
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2006/04/30(日) アイスエイジ2
★★★3/5
監督 : カルロス・サルダーニャ
声の出演 : レイ・ロマノ
ジョン・レグイザモ
デニス・リアリー
ショーン・ウィリアム・スコット
クイーン・ラティファ

前作は人間の子をマンモス、サーベルタイガー、ナマケモノの3人組が悪戦苦闘しながらも協力して、親元に送り届けるという、心温まるストーリー。

今回も3人組は健在。
時代も少し流れ、氷に覆われた時代からは、やや温暖化も進み、前回よりも大地も姿を現していた。
そこで動物たちは、氷に囲まれたダムの下、楽しく暮らしてはいたが、温暖化の波は迫り、数日で氷のダムも凍解され大洪水になる危機に・・・そして動物たちは、生き延びるために、大移動を決行。
3人組も必死に救いといわれる大きな船になる巨木に向けて歩き出すのだが、果たして結果はいかに。

共生といったテーマは前回とかわらず。
今回の方が、やや前回よりは子供向けで、わかりやすいかもしれない。
人間と動物というより、動物全体の共生というテーマーの拡大が起因しているのだろう。
また、シリーズ通して、ドングリをいつも食べ損なうおバカなネズミがいるのだが、このキャラの活躍は大きい。ラストまで目が離せないです。
しかも、かなり笑わせます。
人間という勝手でわがままな動物の子供を救うジレンマに苦しめられた前作は、メッセージ性が濃かった分、大人ウケは良かったから、今回は子供ウケに軍杯が上がったわけですが、大人としては、自分も含め、もーちっと。だが、子供向け映画なんだから、問題なし。
GWに親子で観賞するには、大変良かった作品と思います。
チキンリトルに比べれば、充分なくらいです(笑
アイスエイジ2公式サイト↓http://microsites2.foxinternational.com/jp/iceage2/

2006/04/29(土) イーオンフラッグス
★★☆2.5/5
監督:カリン・クサマ
製作:ゲイルアン・ハード
出演:シャーリーズ・セロン

MATRIX以降のこーいった近未来モノって似たりよったりだと今回も思う。
どちらかというと、こっちの方がわかりやすくて、PVのようなテンポの映画。
近未来、ウィルスによって死滅に追いやられた人類。なんとか生き残った400万人、一見、平和を取り戻せたような世界ではあるが、実はその裏には政府による大きな陰謀が隠されていた。その陰謀を暴くべく、反政府組織が立ち向かおうとしていた。

まーその女スパイがシャーリーズ・セロン。
この方のスタイルはグンバツ(昔の業界人口調)で、演技も良かった。気合入れてる感じしました。
流れるように、見れますし、あきはしません。割合、短めの映画だし。
ただ、冒頭のとーり、MATRIXの亡霊に悩まされますな。
どーしても脚本もウィルスに侵されるはMATRIXならコンピューターということだったし、真似にすぎない感じがね〜。
MTVがスポンサーなだけ、音楽はホント良いし、おしい。
残念、がんばったけど、新鮮味がないのですな。
これからは、VFX,近未来、ネタは注意して製作側も作らないかんのか。(汗
MATRIX自体はどっちかというと自分はおバカ映画の指摘と、VFX、ワイヤーアクションの金字塔的な作品のイメージだが、今でも他作品が超えていないとこを見ると、やっぱ、あの作品のインパクトは、すごいようです。

イーオンフラッグス公式サイト⇒http://www.aeonflux.jp/

2006/04/28(金) ピエロの赤い鼻
★★★3/5
製作: ルイ・ベッケル
監督・脚本・台詞: ジャン・ベッケル
原作: ミシェル・カン
脚本・台詞: ジャン・コスモ/ギョーム・ローラン
出演: ジャック・ヴィユレ/アンドレ・デュソリエ/ティエリー・レルミット/ブノワ・マジメル/シュザンヌ・フロン

第二次世界大戦末期、ドイツ軍占領下のフランスの片田舎の陽気なおっさん2人が、レジスタンス気取りで、ドイツ軍の鉄道通信塔を爆破してしまう。うまくいったかと思ったのもつかの間、あっけなく捕虜となるんだが、ほかにも犯人扱いされた2人の市民がいたり、爆破の建物には同国のフランス人の鉄道整備の爺さんが寝泊りしていて、大怪我を負わせたりと、散々な目に周りを合わせてしまう。おまけに、犯人として名乗り出ない場合、24時間経ったら処刑と・・不幸の連鎖、連鎖、連鎖。
そんな中、敵国の元サーカス団のピエロの経歴のあるドイツ兵に、ひと時の笑いと希望をもらうことになる。
(これが、タイトルのピエロである。)
自首か?処刑か?ストーリーはこの後、急展開を見せる。

芸をみせてくれたり、食事を与えてくれたり、敵でありながら、心から戦争に染まらないその友好的な姿はかなりの印象。
このドイツ兵ピエロ出演シーンは全体からするとほんの15分から20分程度なのだが、タイトルにする価値はありますねぇ。
本当、人間本来の持つ「優しさ」をわずかな間でも演出されていて、戦場に咲く一輪の花(鼻か?)のような、あたたかさを感じさせてくれます。
名も知れず、戦争に染まらずに、敵国もなにも関係なく思いつつも、戦争に巻き込まれて戦地で亡くなった方は多くいたことは、いまなおどこかで続く戦争の愚かさを考えさせられますね。

さて、ピエロの話は良い話です。
が、
この主人公の陽気なおっさんさえ、余計なことしなきゃ、あんなことや、こんな迷惑はなかったのに・・と思うのも否めないな。
だって、きっかけが、二人が恋する女性が「レジスタンスは英雄」なんてそそのかして、調子に乗ったのがはじまりでしょ(汗
まー、物語の進行につれ彼らなりの反省もありますが、「償い」にしては、ちょっと軽く描きすぎだったような気がする。
何気に、盛り込みすぎで、戦争モノであり、家族愛なんかも入ってたりします。(詰め込みすぎたなぁと)

なので、おっさんじゃなくて、ピエロの話をもっと中心にもってこいや!!(笑
リメイク権をスピルバーグ監督が獲得したらしいんで、そこのとこヨロシク!ってなもんでございました。
おしいとこやなぁ。
DVDはアマゾン⇒http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007KT1GW/250-1808167-5309053

2006/04/24(月) アタックオブザジャイアント ウーマン
★1/5
製作総指揮: ロジャー・コーマン
製作・監督: フレッド・オーレン・レイ
出演: J.J.ノース/ラエリン・サールマン/ティム・アベル/タミー・パークス

エドウッド的なB級感あふれるおバカな設定に、感極まったのですが、極まりすぎて呆然。
もしも、美女が巨大化して、町を歩いたら・・・野朗の誰もが中学生時代に想像しそうな他愛もないことをわざわざ映画化するんだから立派なもんです。
まぁ、この監督はほかにも巨大トマトやケーキやら変わった題材で勝負してますからね。

美人モデルの主人公はグラビアの年間クイーンに選ばれようと、自慢のボディを更に綺麗にしてほしいと美容専門の主治医の懇願。根負けした主治医は実験段階のホルモン活性剤を渡すが、綺麗になりたいがため、ガンガン薬を飲み巨大化してしまう。しかし、その巨大なボディを気に入られ、グラビア雑誌の社長はお気に入りに。
それを妬んだライバルモデルも薬を飲み巨大化に、あげく大喧嘩
し、町にまでその火は広がる。一体全体、話はどうなることやら。

書いていてばかばかしくなる内容なんだが、まーすごいですわ。
モデルっていっても、冒頭からハイレグ、Tバック、トップレスです。AVかよ!!みたいなノリでして、メインの巨大化は遠近法です。小学生でもわかりうる方法で大人が撮影してます。(汗
全編、出てくる女性は一回は乳出してます。(笑
映画公開というよりは、ビデオ用低予算映画っぽいですね。
すべて期待通りのくだらなさで、満足しましたね。
エドウッドは狙わないで伝説を生み出した天才肌の最低監督ならば、本作は狙っても大きくハズす大物最低監督といっておきます。
みなくてよしですが、興味あればどうぞ。
辛口に書かないのは、僕もつまらないと確信して見たものなので。
DVDはアマゾン⇒http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/dvd/B00005J49Y/contents/ref=ac_cast_1_1/249-1415328-5247559

2006/04/23(日) フライ,ダディ,フライ
★★★3/5
製作: 坂上順/黒澤満
プロデューサー: 天野和人/國松達也/渡辺敦
監督: 成島出
原作・脚本: 金城一紀
出演: 岡田准一/堤真一/松尾敏伸/須藤元気

原作がかなり売れたようで、スピーディーに映画化。映画化しやすいなぁ。製作費がかからない内容だしなぁ。
ほとんど、V6岡田と筋肉俳優・堤の夏休み体育教室ともいえるこの映画。
内容も世間で売れたといえど、自分はひねくれものなんで、どーにもヒネリが本作品は感じられず・・
こんなことありえないと思いつつも見てしまうのは、ロッキー的な展開が好きだから・・最後まで見れた。
けしてつまらなくはない!
これはいえてるが、おもしろい!とも素直には受け入れられない、あまりにもツッコミが入れたくなる作品といえばよいか。

金持ちバカボンの高校生有名ボクサー(須藤)にカラオケボックスに遊びに行っていた娘が、些細なことから、タコ殴りにされてしまい入院。怒った父(堤)に対して、あまりにもお金や権力で解決しようとする非道な高校生ボクサーの外野たち。あまりにも許せず、腹を決めて高校生ボクサーのいる学校に刃物持参で殴りこみをかけるが、まちがって違う高校へ・・そこで岡田率いる高校生グループと出会うことに。岡田は拳闘にめっぽう強く、父は高校生らのすすめもあって、ひと夏、打倒高校生ボクサーを目指し、岡田の厳しい訓練を受けていく。そして、決闘の日がやってくる・・

裁判かけろよ!
対決かい!?んなことはありえねぇ〜よ。
なのであるが、ま、エンターティメントであるから、ありです。
ありですが、ついていけない冷静な自分もいて、本作は半笑い。
いいな〜と思ったとこは、堤さんが日に日に鍛えられ、社会性やら体裁やらで取り繕った自分の余計なものを脱ぎ捨てて、自然な自分に変わるのは、体が軽くなるような感じがして、観ていて好感もてましたね。羽が生えたような。
まさにフライ,ダディ,フライかなと。
映画にするより、ドラマスケールが正しい選択だったんじゃないかな。
DVDはアマゾン⇒http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/dvd/B000B74BK2/contents/ref=ac_cast_1_1/250-9700448-0561064

2006/04/22(土) 我が家の犬は世界一
★★2/5

製作総指揮: フォン・シャオガン
監督・脚本: ルー・シュエチャン
撮影: チャン・シーグイ
音楽: シャン・ミン
出演: グォ・ヨウ/ディン・ジャーリー/リー・ビン/シア・ユイ/リー・キンキン

一見、動物映画かと思いきや、家族モノでしたね。
コメディっぽい雰囲気のジャケだったので、ほんわか動物映画化と思い見たからかもしれないが、味気ない不完全燃焼さが印象に・・

内容は1994年中国政府の施策により、登録証なしでは犬は飼えなくなったことから、愛犬を妻が散歩中に没収されてしまう主人公のお父さん。タイムリミットは夜明けから夕方16時までに登録を済ませないと犬は帰ってこない。登録料はべらぼうに高く払う術はなし。果たして無事犬に会えるのか?

犬中心のお話なのに、犬に関する愛情や思い出が多くは語られず、どちらかといえば前述の通り、妻や息子、元愛人などの人間関係やそれぞれの心理面が犬の奪還をきっかけに浮かび上がっていく。
とはいえ、犬の奪還にあの手この手も使うのだが、それも必死さが感じられず・・ラストもあれ?な感じ。
救いは、お父さん役はチャンイーモウ監督作品の「活きる」で名演技を魅せた方ということ、そしてなにより、メインのはずがちょっとしか出てこないワンちゃんのかわいさから辛口書き込みはおさえたという、動物にはめっきり弱い僕なのだった。
DVDはアマゾン⇒http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/dvd/B000B5VO5Y/503-3651619-0856736

2006/04/21(金) 深呼吸の必要
★★★☆3.5/5

2004・監督: 篠原哲雄
脚本: 長谷川康夫 撮影: 柴主高秀
音楽: 小林武史 出演: 香里奈/谷原章介/成宮寛貴/金子さやか/久遠さやか/長澤まさみ/大森南朋/北村三郎/吉田妙子

これは随分前にDVD化されて、近くのツタヤで1枚のみ入荷され、公開を見逃し、即借りようとしていたのに、なかなか借りれなかった念願の作品。
新作⇒準新作⇒旧作と棚も変わり、昨年2005の夏くらいから待ちに待って2006春・・・やっとだ。

結論から、先に言うと。
待った甲斐はありましたね。
こういう癒しとせつなさが加わった作品には弱いので、思ったとーりのツボでございました。

ストーリーも都会でそれぞれに傷を負った若い男女が沖縄のサトウキビの収穫の手伝いにやってきて、作業や仲間との交流を通して成長していくといった爽やか〜な展開。

スポンサーJALだけに沖縄の自然が最高に綺麗に撮影されてたし、音楽は小林武史だし、ブレイク前の長澤まさみも出演していて、やっぱりオーラあったりして、いいんですね。

ドキュメントとしても、サトウキビの収穫の大変さや、沖縄の生活リズム、習慣なども学べてこれまたよし。

疲れた体には本当に心の栄養剤のような映画。
反面、JALだけに、いかにも沖縄旅行ないし、旅行をさせようとする意図が悲しくもイメージしてしまいがちなのが残念なとこ。
どうでもいいマイナスポイントだが、JALじゃなきゃよかったし、JALじゃなきゃ成立しない映画だったかもしれない。

深呼吸すると、緊張もほぐれ、楽しく物事に取り組めるなんて、考えもしない日常に反省であった。

DVDアマゾン⇒http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/dvd/B00069BPEK/contents/ref=ac_cast_1_1/503-3567424-4153533


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