|
2006/03/02(木)
力道山
|
|
|
★★★☆3.5/5 ジャンル : ヒューマン 製作年 : 2005年 製作国 : 韓国=日本 配給 : ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
これけっこう前に韓国の友人からDVDでみせてもらった。なんでこんなに日本公開が遅れたのか謎。 プロレスファンなら誰もが知ってる、力道山の生涯を描いた、日中合作モノ。 なんといっても、日本サイドの役者で武藤、船木、(故)橋本らがレスラー役で登場しているのは、感動! また、昨今のALWAYS3丁目のヒットにかぶり、なつかしの昭和の風景も堪能できる(3丁目ほどじゃないが)のも魅力だ。 力道山役の韓国サイドの俳優さんも熱演で、力士時代のやんちゃな力道山からプロレスのスーパースターへの変貌、風格、見事演じている。妻役の中谷美紀さんもつつましい日本女性を演じていて好感触。 さて、役者、テーマに救われた本作品は完璧といえば完璧なのだが、全体的にはテレビドラマサイズに終わっている。 スクリーンで見るほど大きな展開もない。 なぜなら、力道山の半生が日本に力士として来た時からだから、朝鮮での苦労や、もっと深いところでは、民族意識・政治背景などは触れていない。 なので、厚みがないのだろうか。 あくまで、力道山の日本でのプロレスサクセスストーリーなのだ。 やや、ラストに入り、日本人への反骨心の描き方も出ているが、本質とは遠いんじゃないかと・・ プロレスファンなら、問題なく満足なデキ。 映画ファン的には、モー少しおかわりがほしいなぁ。
力道山公式サイトはこちら↓http://www.sonypictures.jp/movies/rikidozan/
|
|
|
|