映画日記‐管理人は見た!‐
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2006年11月
前の月 次の月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
最新の絵日記ダイジェスト
2008/05/15 ゾンビ3D
2008/04/18 クローバーフィールド HAKAISHA
2008/03/07 ALWAYS続三丁目の夕日
2008/03/06 ラブソングができるまで
2008/03/05 ノーカントリー

直接移動: 20085 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200611 10 9 8 7 6 4 3 2 1 月  200512 月 

2006/11/25(土) 嫌われ松子の一生
★★★★★5/5
出演: 中谷美紀, 瑛太
監督: 中島哲也



邦画では、本年初のパーフェクト!!
さすがはあの『下妻物語』の中島監督だけあって、映像のこだわり、笑いのセンスと抜群であった。
また、今回は、はっきり言ってよい意味で大きく見る方を大きく裏切ったと思う。この作品の原作を知らないと、下妻的なお笑いドラマを想像してしまいがちであるが、これは、大きな間違い。
大泣きです・・・・・

嗚咽しそうになったね(微笑
いや、マジで。

ある一人の不憫な女性(松子)の一生を追ったドラマであるんだが、これがまた、男運がつくづくなく、ついていない。
よくある話ではあるが、松子の転落ぶりは圧巻であり、誰もが持つ孤独感にさいなまれながらも、愛を求めてたくましく生きる姿は非常に美しいのである。

これはラスト近くでホームレスに近い風体の松子を見ていても、けして変わらない視点であり、これが汚く見えてしまうなら、『見なくていいよお前』と一喝したいくらい美しいのである。

なので、下妻のお笑いセンスも勿論、ありますが、加えてドラマの部分の厚みが素晴らしく、非常に完成度の優れた本作。
主演の中谷美紀さんは女優生命を賭ける意気込みが演技に光り、もしかしたらこりゃ、日本アカデミー賞の受賞数は多くなるような気もする。
松子の幼少期〜逝去までにBGMがその都度変化するのも凝っている。
幼少期は乙女の夢にあふれたディズニーチックなファンタジー調、男に捨てられ大人になると、R&BやROCKへ、そしてラストは・・・

という風に、邦画で私が見た2006年度のパーフェクトはこれで決まり、本年はこれで終わるくらいの久々のパンチのある作品なので、是非、ご観賞アレ!!

DVDはアマゾン⇒http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000HRMEYG/sr=8-5/qid=1164383346/ref=sr_1_5/503-9533732-7572738?ie=UTF8&s=dvd


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.