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2006/10/11(水)
男たちの大和 / YAMATO
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★★★☆3.5/5 監督: 佐藤純彌 出演:辺見じゅん、佐藤純彌、反町隆史、中村獅童
戦争映画というのは、歴史を忘れない為にも映画的には、大変重要な役目を果たしている。 これは、どんな戦争映画にも通じるメッセージ。 感じかたは様々かもしれないが、命の重さを改めて感じる事は、虐待やら自殺やら命を軽視するような事件が多い世の中じゃ、非常に大切な事だと思える。 本作も戦艦大和と共に若くして命を落とした人々の戦争ドラマであるが、やはり、命の尊さを感じずにはいられないものだった。 ラスト30分の大和が撃沈されるまでのシーンは、特に印象的で、激しい戦いと並行し、犠牲者の数が増える度に、戦争の虚しさが頭に駆け巡った。 忘れないことは、過ちを繰り返さないことであり、それをダイレクトに伝えられる映画界には、今後も真摯にこういう映画の製作もしていってほしいとこ。 映画的な意見からすると、ドラマ色が強く、やや歴史面の説明は薄かった。本格的に大和全体の人間模様より、一部の管轄にポイントをしぼりすぎて、スケールダウンしてるような・・あとは艦長がラスト近くに登場をやっとし、いかにも特別ゲスト出演な感じで残念。けっこう製作費用やら気合い入ったわりに、空回りな結果も否めないとこ。 ただ、全体のまとまりは良く、あげた点が唯一なもんですから、悪くはない。 作品自体のメッセージ性は言うことなし、作品完成度は、やや完璧に届かずでしょうかね。
DVDはアマゾン⇒http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000F6RURU/sr=1-1/qid=1160534831/ref=sr_1_1/503-7356509-4548700?ie=UTF8&s=dvd
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