映画日記‐管理人は見た!‐
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2006/01/28(土) グーニーズ
★★2/5
製作総指揮・原案: スティーヴン・スピルバーグ
製作総指揮: フランク・マーシャル/キャスリーン・ケネディ
製作・監督: リチャード・ドナー
製作: ハーヴェイ・バンハード
脚本: クリス・コロンバス
撮影: ニック・マクリーン
音楽: デイヴ・グルーシン
出演: ショーン・アスティン/ジョシュ・ブローリン/ジェフ・B.コーエン/コリー・フェルドマン/ケリー・グリーン/マーサ・プリンプトン/キー・ホイ・クァン/ジョン・マツザク/アン・ラムジー/ジョー・パントリアーノ/ロバート・ダヴィ


何で今更だが、当時は厨房で、映画よりも、主題歌を歌うシンディローパーを筆頭にした華やかな80’Sロックに熱中していた。だもんで、この映画は気にはなったが、見ずじまいで大人に。

さて、そうして今、グーニーズを鑑賞したのだが、内容は他愛もない、ちびっ子たちと悪者一家の海賊の宝物探し。CGもない時代の作品だから、見ただけで作りものなセットとわかる。

ホント、子供騙しなんだが、非常に懐かしい少年時代の土臭い匂いがする。年を取ったせいもあるが、なんにでも無心で探求心いっぱいに毎日を過ごしていたあの少年時代を思い出させてくれる。また、グーニーズという、ちびっ子集団は、誰にでもあった小さな頃の思い出にも通じる。
宝探しや秘密基地、頭の悪い仲間、かわいい女の子、一つくらいはあてはまるエピソードがたくさん詰まっている。

たいした冒険はできなかったが、それなりに小さな冒険があったあの頃へ、ちょっと戻れたような気持ちにさせてくれる作品である。スピルバーグ監督は、これをタイムリーで見た世代が大人になって見ても楽しめることまで計算済みだったのかな?だとしたら、やっぱり巨匠だ。
ある意味、子供騙しであり、大人騙しでもある。

DVDはアマゾン⇒http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005OODF/503-7535496-6207930

2006/01/25(水) フライトプラン
★★★☆3.5/5

監督: ロベルト・シュヴェンケ Robert Schwentke
製作: ブライアン・グレイザー Brian Grazer
製作総指揮: ロバート・ディノッツィ Robert DiNozzi
出演: ジョディ・フォスター Jodie Foster

先に内容から書きますと、旅客機の中で自分の娘が突如消えてしまうんです。で、一体全体どこに!?という企画モノ。
「フォーンブース」「セルラー」などなど、昨今はこういったアイデア勝負の作品が多い中、卒なくまとまった、適度な緊迫感といった普通の感想が残る作品。
もっとも、普通という点として、やはり「謎の答え」。
さすがに娘は幽霊、妄想といった夢オチではないのでご心配なく。
ただ、普通なんですね。
あるあるといった感じで、斬新でもなんでもないです。
しかし、お金をかけずにアイデア勝負する作品は好きなので、全体の仕上がりは悪くはないです。中だるみなく最後まで飽きずにみれますから。ただ、答えがわかったら、思ったより普通だったというわけですね。レンタルでも十分なクォリティといいましょうか。
しかし、ジョディフォスターはパニック映画女優が定番になっています(笑

フライトプラン公式サイト⇒http://www.movies.co.jp/flight-p/flash/

2006/01/21(土) キングコング
★★★★★5/5
監督:ピータージャクソン
出演:ナオミ ワッツ ジャックブラック エイドリアン ブロディ

噂通りに惑わされるのが、少しばかり映画をかじってくると鼻につく。白なら黒の部分、赤なら白の部分と、ちょっと人と違った視点を探しては批評したくなるのも素直なところだが、そういう素直さは無用のこの作品は、素晴らしいデキ。
                 
絶賛の嵐だったので、7割のおもしろさくらいに見ていた。それに3時間は長丁場だ。
が、開始早々からなんというピータージャクソンの粋なはからい!
元祖キングコング当時のフィルム使用された文字<フォント>や<カラー>ではじまってくるんです。
いかにも、オマージュいや、リスペクトが正しいか。そんな感じのはじまりでしたし、とにかく話はもう周知の通りなんではぶきますが、その話をうまいこと料理してますねぇ。
ざっとですが、まとめますと。
@各登場人物の背景や感情面を細かく演出し、物語の厚みを出しています。これは、オリジナル版では、表現できていない点。
Aまた、技術の進歩で仕方ないのですが、VFXが素晴らしい。恐竜にしてもコングにしても、まさに生きているんですね。生き生きとスクリーンの中で。しかし、オリジナルも当時はクレイアニメで本作と同じように衝撃的だったのですから、そのあたりもリンクしていて好感がもてます。
B随所にピータージャクソン監督のオリジナルに対する愛情があふれているのが伝わる。ほんと、ラストのエンパイヤステイトビルの有名なシーンにしても、島の原住民とコングの関係にしても、オリジナルを汚さない丁寧な作り方が感じられました。

なもんで、3時間はあっという間。トイレなんか行く暇なし。(笑
オリジナルを知らない方の方が多い時代になってますが、それでもピータージャクソン監督が本作を作ったように、また次の時代に、キングコングという特撮映画のパイオニアを継承していってほしいと思いました。
夢があって、ワクワクするようなもの。
映画の基本が詰まったキングコングという大作を見事21世紀に完成させたのは、映画界にとっても大切な出来事でしょう。
一人の映画ファンとして、映画を楽しめた、映画のおもしろさを再認識できた本作は、迷わず今回は★5です。

キングコング公式HP
http://www.kk-movie.jp/top.html

2006/01/17(火) アップタウン・ガールズ
★★★★4/5
製作総指揮・監督: ボアズ・イエーキン
製作: ジョン・ペノッティ/フィッシャー・スティーヴンス/アリソン・ジェイコブス
脚本: ジュリア・ダール/モー・オグロドニック/リサ・デヴィッドウィッツ
撮影: ミヒャエル・バルハウス
音楽: ジョエル・マクニーリイ 出演: ブリタニー・マーフィ/ダコタ・ファニング/マーリー

序盤はブリジットジョーンズ系お笑い恋愛モノか?と思いきや、ダコタファニングちゃんを起用しているだけあって、大人と子供の友情物語、いや、それさえ超えて女同士の素敵な友情物語に仕上がっている。
亡くなったロックスターの親の印税で暮らす世間知らずのセレブ独身主人公(ブリタニー・マーフィ)がある日突然、印税管理していた者に全財産を持って逃げられる。いやでも社会に出て、働かなきゃ食べてはいけない。そうして、良き友人や恋人のミュージシャンなどの力を借りて社会デビュー。23歳の世間知らずのお嬢さんの生まれてはじめての仕事・・それは有名レコード会社のお嬢さん(ダコタファニング)のシッター役。超がつくほどの、潔癖・わがままなこのお嬢さんを無事シッターとして仕事ができるのか?社会人として生きていけるのか?というお話。

このブリタニー&ダコタのコンビは良かった。話も序盤はセレブ女性の軽い恋愛モノかよ・・なムードが一変して社会人デビューに追われる働く女性に。見てるこっちも応援したくなるのは主演のブリタニー・マーフィーのハマリ役な事もある。こういったがんばる明るい女性(でもどっか抜けてる)がピッタリなのだ。
これに、クソ生意気なダコタちゃんの役も(素か?)ピッタリ。
ピッタリ同士のピッタリ映画。いわば、完璧な設定なのかもしれんのですが、それに加えて、衣装にもこだわっていて、金持ち〜!なファッションからチープなんだが洒落てるブリタニーの衣装も主人公をよく考えた設定でうまい。金持ちから貧乏人になったけれど、やっぱ洒落ッ気は抜け切れず、お金がないながらもうまい着こなしをしていて、これまた楽しませます。ラストにはこの演出にこだわった意味もわかると思います。
どちらかといえば女性向きだが、特に大人と子とか母と子とかじゃなくて、女性同士の友情枠にまで広がるこの作品は、幅広い女性に楽しめるなかなかの良作。

DVDはアマゾン⇒http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00029NMWC/503-6892637-8215903

2006/01/14(土) モンキーボーン
★★★3/5
製作総指揮・監督: ヘンリー・セリック
製作総指揮: ラタ・ライアン/クリス・コロンバス
製作総指揮・脚本: サム・ハム
音楽: アン・ダドリー
出演: ブレンダン・フレイザー/ブリジット・フォンダ/ウーピー・ゴールドバーグ/デヴィッド・フォーリー

日本公開されたかも定かじゃないが(2001年に短館上映済み)、けっこう穴のファンタジーコメディー。売れっ子漫画家の作った人気サルのキャラクターモンキーボーンがひょんなことから漫画家の体に乗り移って大暴れ。当の本人は死人の国に送られて大迷惑。七転八倒の末に自分の体は元に戻るのか!?

あのハムナプトラの主人公の俳優さんが、本作では、どっぷりコメディアン。なかなかそのあたりも笑かします。モンキーボーンや夢の世界や死の世界の住人もクレイや着ぐるみなど盛りだくさんだから、飽きませんね。笑いはブラックもあり、ハチャメチャありで、本当に意外な良作。マスクにノリは似てるがマスク2なら、こっちが勝ちなくらいの仕上がりですね。

期待感なしから、満足感ありに。なかなかなんでした。

DVDはアマゾン⇒http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005UK6W/250-6795791-4734622

2006/01/11(水) きれいなおかあさん
★★★3/5
製作総指揮・監督・脚本: スン・ジョウ
製作総指揮: スン・ミエン
製作: ユー・ジーユエン/タイ・ズーホイ/リュウ・イー
脚本: リュウ・ホン/シャオ・シャオリー
撮影監督: リュ・ユエ
音楽: チャオ・チーピン
出演: コン・リー/ガオ・シン


中国映画をみると、少なからず、かつての日本映画にあったあたたかさを感じる。最近は商業映画色が強くなったチャンイーモウ監督の初期の作品などは、何度見ても良い。

あたたかさという抽象的な表現はわかりにくいかもしれないが、あたたかいんである。人の温もりが伝わってくるんである。日本映画界がいつのまにか、ハリウッドやヨーロッパ系の影響を受けた作品が肩を並べ、そういった見るもののハートに響くものがなくなりつつあるのも、そう感じる原因なのだが。
時代の流れ、国の文化の違い、理屈はいくらでもつく。

しかし、ハートに響く作品は、見直す必要があるんじゃないでしょうか。


前置きが、長くなりましたが、あまりにも最近の日本映画はと、、本作のような中国映画見ると思います。
ストーリーは母子家庭の親子の貧しいながらも愛情あふれるお話。子供が難聴で母親は必死に働き、その合間、子供に字や言葉を覚えさし、普通の小学校へ上がらせる努力をします。
子供も母親のそんな背中を見つめ、頑張って物書きや話すことをしていきますが、そんな親子にも世間の風は冷たく、様々な障壁が立ち塞がります。
しかし、立ち止まってあきらめる弱さよりも負けずに進む親子の強さには、捨てる神あれば拾う神あり、そんな親子の力になってくれる人々も。果たして親子は幸せを見つけることができるのか。

お涙頂戴のよーに受け取られがちなストーリーだが、ありのままなんであり、嘘はないからこそ、涙を誘うのでしょう。映画にしなくも、実際にある話だ。それを映画用とか感動物とか区分するのは、いただけない。素直に受け入れてこそ映画なんで。

私たちは私たちの周りで生きているわけじゃない。必死で生きている数え切れない人の中の一員だから。だからこそ、人にやさしく、生きることに、対してがんばらなきゃいけない。

やさしくなれる。
あたためられる。
そんな作品です。

評価は普通ですが、編集の部分で、もう少し明るめで、子供の成長を見てみたかったリクエスト的な点が減点なんで、つまらなくはないし、むしろ続きがみたいとこでした

DVDはアマゾン⇒http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000CCNGG/250-9589567-3228265

2006/01/09(月) 素晴らしき日曜日
★★★☆3.5/5

製作: 本木荘二郎
監督: 黒澤明 脚本: 植草圭之助 撮影: 中井朝一
音楽: 服部正 美術: 久保一雄 録音: 安恵重遠
照明: 岸田九一郎 出演: 沼崎勲/中北千枝子

黒澤監督の作品の中では、めずらしく若く貧しい恋人達をメインとしたメロドラマ。
とはいえ、当時としては斬新な映画手法がふんだんに盛り込まれたあたりはさすがは巨匠ではないでしょうか。
ある日曜日のデートの一日を時系列に流し、ドラマを作り上げ、ラストに昇華させる鮮やかさ、また、観客に主人公らがスクリーンから問い掛けるシーンなど、今見ても斬新に映る。

色褪せない作りは本当に黒澤監督の偉大さをまのあたりに感じた。まだまだ、見ていない作品が多いが、まだまだ見てみたいところ。満点をつけるまでにはいかないのは、メロドラマの雰囲気が、少々鼻につくしつこさもあり、好みとして評価が下がった。なんで、メロドラマ好きなら満点は間違いないかな。

いつの時代も恋人たちは希望と愛を胸に抱き、未来に向かおうとしていると、作品から伝わるあたたかい作品です。

DVD発売中http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00007M8M3/250-6841213-8673033

2006/01/03(火) 生きたい
★★★★4/5
製作: 1999年 日
監督: 新藤兼人
出演: 三國連太郎/大竹しのぶ/
吉田日出子/柄本明/
大谷直子
日本映画の監督の中で一番好きな方が、新藤監督である。
監督の独特の表現力には、まさにオリジナリティを感じずにはいられない。ヒット作の午後の遺言状以降は本作でもそうだが、老人心理を扱った作品が目立つ。
これらもまた、新藤監督が、自身も高齢になられてリアルな描写が表現され、秀逸なんである。

認知症の父親と操鬱病の娘の暮らしを中心に、姥捨て山の話を織り交ぜての流れは、日に日に認知症がひどくなる父親を老人ホームへ入ってもらおうか悩む娘の心情と絡み、観るものにも悩み問い掛けるようでした。

ラストまでは、淡々としたものなんだけれど、最後に生きたいと伝える新藤監督の映像表現がバチッと決めてくれています。新藤作品はやっぱいいなぁと思いますね。

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2006/01/02(月) 北京原人の逆襲
★★☆2.5/5
製作: ラミー・ショウ
監督: ホー・メイホワ
脚本: イー・クワン
撮影: 富岡素敬
特撮監督: 有川貞昌 特殊効果: 久米攻
出演: ダニー・リー/エブリン・クラフト

現在公開中のリメイク版キングコングが大入り満員の中、あえてカルトなこのコングを観賞した。
ひねくれものというわけじゃない。
こっちよりも大好きなんです。チープながらもマジな作り?がカルトムービーにはあるんで、そんなひたむきさが裏目、裏目に出てしまう可笑しさも哀愁を誘います。

さて、本作は1977年の香港作品。くしくもアメリカ版キングコングの一回目のリメイクが大ヒットの裏で作られていたわけです。
当時はたまごっちの偽物か、ルービックキューブの偽物かのような、B級扱いだったんですが、今ではカルト界では名作と崇められ、かのタランティーノ監督にも絶賛されたりもしてます。

開始早々にすぐに現れる北京原人!あきらかに着ぐるみです。
伝説の北京原人を探しに行く探検隊は、ジャングルにいたはずが、いきなり海岸を背に断崖を登ってきます。北京原人を発見したはいいが、なぜか金髪美女が北京原人を手なづけてたり、捕獲して町に運ぶ船と北京原人のサイズバランスが変だし、ツッコミがいがありますねぇ。
ただ、憎めないなぁ。
チープな楽しさを満喫さしてくれてますから。
狙って作ってるカルトものとは違い、天然ですから!
凄いですねー!やっぱり噂通りの名作でした。
CGも制作費も関係ないカルトワールドならば迷わず星5。
映画全般ならば、星2。落差が一目瞭然なんですね。
だから間とって星半分にしましたが。
正月からいーもん見ました。(笑

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