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2006/01/03(火)
生きたい
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★★★★4/5 製作: 1999年 日 監督: 新藤兼人 出演: 三國連太郎/大竹しのぶ/ 吉田日出子/柄本明/ 大谷直子 日本映画の監督の中で一番好きな方が、新藤監督である。 監督の独特の表現力には、まさにオリジナリティを感じずにはいられない。ヒット作の午後の遺言状以降は本作でもそうだが、老人心理を扱った作品が目立つ。 これらもまた、新藤監督が、自身も高齢になられてリアルな描写が表現され、秀逸なんである。
認知症の父親と操鬱病の娘の暮らしを中心に、姥捨て山の話を織り交ぜての流れは、日に日に認知症がひどくなる父親を老人ホームへ入ってもらおうか悩む娘の心情と絡み、観るものにも悩み問い掛けるようでした。
ラストまでは、淡々としたものなんだけれど、最後に生きたいと伝える新藤監督の映像表現がバチッと決めてくれています。新藤作品はやっぱいいなぁと思いますね。
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