|
2006/01/23(月)
日本人について
|
|
|
昨日、京都からの帰りの新幹線で読んでいたのが、
朝松健「 旋風伝(レラ=シウ)」の1巻 (ソフトバンククリエイティブ GA文庫)
初出は、1995年だったかな?
シリーズが中断していたのが先ごろ完結。それを文庫3冊にして発刊するようです。
明治初期。新政府軍の攻撃に陥落した、函館・五稜郭を落ち延びた
南部藩出身の少年が、開拓前の北海道の原野を往く。というストーリー。
( ホラーで、ジュブナイルの冒険小説です。伝記、歴史小説ではありませんよ。)
朝松先生のファンとしては、購入してくれるとうれしいですが、それはおいておいて。
作中、主人公が語るんですが、
立派な日本人は、(明治新政府により)五稜郭で皆死に絶えた。
アイヌ(これが”正しい人”という意味なんだな)を無視して(蔑視して)、
北海道開拓を進める”日本人”は、話の通じない 野蛮人だと。
京都会議での池田会頭のスピーチと妙に重なって。
日本人が優れているのではありません。
優れた日本人が過去にいたのです。
しかし、あんなに日本を持ち上げて、韓国等のメンバーからクレームが出ないのだろうか?
(23/365)
|
|
|
|