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2006/01/18(水)
葬式について(十重禁戒)
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今日は、葬儀(お葬式)がありました。
皆さん、葬式でも法事でも、
坊主が経をあげりゃ良いんだろうと思ってるでしょうから、少し説明しましょう。
いわゆる「葬儀(式)」の主眼は、故人に『戒』を授けることにあります。
『戒』とはどんなものかというと、
第一が、不殺生 生命、生き物を殺さないこと。
第二が、不偸盗 盗まないこと。
第三が、不貪淫 淫欲(男女間のみだらな関係)を犯さないこと。
第四が、不妄語 嘘、偽りをつかないこと。
第五が、不(飲)酒 酒を飲まないこと。
第六が、不説過罪 他人の罪や過ちをあばかないこと。
第七が、不自讃毀他 自分を誉めない、他人をそしらないこと。
第八が、不慳貪 財や法を施すのを惜しまないこと。
第九が、不瞋恚 怒らないこと。
第十が、不謗三宝 三宝をそしらないこと。
以上の10項目を、『 戒 』(十重禁戒)としていましめ、してはいけない事と教えています。
『戒』を授けるとは、「 この『戒』を保ち、正しく生きます。」と、誓っていただく事です。
(この誓いの証として授けられるのが”戒名”ですから、戒名をつけることに意味が出来るんです。)
しかし、人はこれを守って生きてくことはできません。
だって、ものを食べれば不殺生戒を破ることになるんですから。
じゃあ、何でわざわざ誓いを立てさせるのかというと・・・・・・
※続く
(18/365)
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