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2015/05/19(火)
ほととぎース
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悲しい昔話。
えー、あれは妬み深く欲深い兄が弟を殺す話なんだけど、
各々が掘ったヤマイモのでっかい小さいで殺すとかどんだけバカなんだって思ってた。 心優しい弟さんはお兄さんの為にヤマイモの美味しいところだけを取っておいたのが、 「俺の食ったヤマイモがこんなに美味しいんなら弟のは」という…… 挙げ句描写がグロい。ついカッとなって弟を包丁で刺し殺してしまったんだが、
弟の胃袋からヤマイモの不味いところが剥き出しになって見えるくらい掻っ捌きますかと。 何だか、思い出すだけでお腹のあたりがすうすうする。
で、それを見ちまった兄は弟の優しさにようやく気付いて、 死んで詫びようと言う思いで自分の喉を包丁で掻っ捌こうとするのだが、 包丁の刃先が欠けてて死に切れず、その悲しみがいつしかホトトギスになった。
だから「包丁欠けたか」と鳴く。
そんな話。
ヤマイモの大きい小さいうまい不味いで包丁の刃が欠けるほど憎しみが芽生えるのものかと、そっちが恐ろしかった。
でもぶっちゃけホトトギスの声は「ぼっちゃんもっきょきょ」としか聞こえない。 何べん聞いてもこれこの通りなんざますが、今年のは新入りなのか、ぼくちゃんタスケテーに聞こえる。
最後らへんでグダグダになるのでそのうち「ボケてー」になるんじゃないかな。
あいつら夜中に鳴くのでやかましい。
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