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2006/09/16(土)
Four-dimensional pocket
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医「はい、切りますね」 俺「痛くないですか」 医「はい、痛くないです」 俺「じゃ、始めてください」
局部麻酔で解剖される夢を見たんだけど、解剖医と話しながら解剖。 よりにもよって腹を切ることになったんですが、 人工呼吸器とか心電図、ナシ。
俺「そういや、何で解剖?」 医「何でですかね。あ、動いたら内臓こぼれますよ」 俺「中身見ていい?」 医「ちょっとだけなら」 俺「ウワ、色んなもん詰まってる。赤いなぁ」 医「何か肺と肋骨が見当たらないんだけど」 俺「マジで?」 医「…あ!今何時っすか?」 俺「んー午後16時過ぎですけど」 医「ちょっとすんません、今から出るんで」 俺「え、俺どうなるの?」 医「麻酔が切れないうちに戻るんで」 俺「…。この捲れてる四角い肉だけ戻しといて」 医「はい」ペロン(閉) 俺「俺、ほっといたら死ぬよね」 医「間違いなく…じゃ、急いで戻りますんで」 俺「仰向けで待ってりゃいいんですね」 医「うん、絶対動かないで下さい」 俺「オイッス」
とか何とか言われて早1時間。まだかな! 四角く切れてるところがチクチクしてきた。 まだかな!
30分経過
…まだかな! ……ま、まだかな…! …………!!!
引っぺがし不可能な4次元ポケット。 引っぺがせるけど中身がとっても非加熱モツ鍋。 とってもイヤーな感じがする四次元ポケット。 医者がいつまで経っても戻らないので、 イヤーな感じがする四角い血液痕ジットリのタンク一枚で腹押さえて外に出ました。
医者は居ませんかー!俺ほっとかれたら死ぬんですがー! っていうかこうやって絶叫しながら歩いてて 手ぇ離したら五臓六腑(?)が四次元ポケットから豪華ポローンなんですがー! …アイテテテテテ…内臓ポロリったらどうしよう。とっても痛い。
ずっと自宅周辺をウロウロしながら叫んでいたんですが、医者は戻ってきませんでした。
俺「…ず、ずいまぜん…腹に…お、大穴開いてるんですけ…ど」 受付嬢「どちらさまで?」 俺「○○っていう解剖医、そっちにい、居て…いまぜんか!」 受付嬢「そんな医者は居りませんが、どうしました」 俺「・・・・・・・腹に大穴開い、な、内臓落ち、い、痛っ」 受付嬢「はあ。じゃあ、なるべく急いで救急車そっちに出します」 俺「変死体で発見される前に、お願いします…ヴォエエエ」
30分くらいしても、救急車は来ませんでした。 夢って夢だね。夢でよかった。
麻酔が効いてる時に切るとなんかこしょばいよね。
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