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2007/03/20(火)
動け、人差し指。
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動け、僕の人差し指。 君さえ動けば、僕は幸せになれるんだよ。 さあ動け、僕の人差し指。
それが君の使命じゃないってことはわかっているよ。 君は人差し指、 人を指差すために生まれたのさ。 だから それが使命じゃないってことは知っている。 それでも動け、僕の人差し指!
さっきまで親指さんはしっかり働いてくれた。 すごくよく働いてくれたよ。 だけど、これは最後の大仕事で、 とても大事だから この仕事は君に任せたいんだ。 さあ 動け、僕の人差し指!
たった少しの仕事だろう? ちょっと力を入れるだけ。 さあ頑張れ。 さあやってくれ。 さあお願いだよ。 お願いだよ、動け、僕の人差し指!
本文もアドレスも入っているから 後は送信ボタンを押すだけなんだよ。 さあ押してくれ、やってくれ!
と、騒ぐのはいつものこと。 そしていつしかいっぱいになっている、 僕のケータイの下書きフォルダ。
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