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2011/04/05(火)
フランスにて。 姉さん事件です(前篇)
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こんなことがありました。
LYONでの仕事が終わり、帰国するためにPARISに移動。 Gare de LYONからタクシーで予約していたホテルに向かい、無事チェックイン。
午後の時間を使って美術館に行こうとするタクシーの中で、ハッと気付き、青ざめる。
・・・パソコンとIPADを入れたバック、どうしたっけ・・・?
記憶をさぐる・・・。
ホテルの前にタクシーが着いて・・・ それが原因で渋滞が起きていて・・・ 慌ててタクシーから降りて・・・ そのとき。そのまま、後部座席に・・・。
仕事が終わった安堵感も手伝い、 さらには、手荷物をかなりの高い確率で手放してしまうという性質も大いに手伝い(泣)、
タクシーの中に置き忘れてしまったのです。
・・・最後の最後でやってしまった・・・。
すぐにホテルの人に事情を話し、何か探す手はないか?と聴いてみる。
ホテルのみなさん。 『・・・・残念。』という無言の表情。
ホテルの人が近くのタクシー運転手を呼んできてくれて、みんなで会議になる。
ホテルで予約したタクシーではなく、駅で拾ったタクシー。 →ホテルで予約したなら、追えるのだが・・。 急いで降りたので、いつももらっているレシートももらっておらず。 →レシートがあるなら、追えるのだが・・。
『タクシーの車種だとか、会社とか覚えてない?』 『・・・まったく、覚えてない(泣)』
『そうか・・・。 あとはタクシードライバーが後部座席の忘れものに気付いて届けてくれるのを祈るだけだ。 でも、すぐに荷物に気付かなければ、 これがあなたの荷物だと彼が気付くのも難しいだろうし、すぐに気付いていれば、すでに届いているだろうし。』
・・・ごもっともです。オーナー。
『祈るだけだけど・・・。モノがモノだから。 残念だけど、戻ってくる確率は低いと思っていた方が・・・。』
・・・そうですよね。オーナー。
ものすごく迷惑をかけている客にもかかわらず、 親身になって相談に乗ってくれるスタッフのみなさん。
こんなことになっても、『事故とかじゃなくてよかった。』 と言ってくださる、ボスファミリーのみなさん。
残念なメールを受けて(苦笑)、元気玉送ってくれた相棒。
・・・みなさまの親切がココロにしみる・・・。
夕飯食べに行くときも、帰ってきたとき、フロントの後ろをさりげなくチェックしてみるも
『まだ、届いてないんだ。』と口にしなくとも伝わる フロントスタッフの笑顔の回答。
・・・ですよね(泣)
そんなふうにしてパリの夜が更けていくのでした。
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