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2008/07/13(日)
人生最大の危機!?
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日本から帰ってきた日は鬼門だ。正月明けもタクシーにパスポートを置き忘れた。 フィンエアーのフライトスケジュールが変わったので帰宅したのは午後7時頃。休憩すると動けなくなりそうなので一気にスーツケースの中身を片付け、さて、スーパーが9時まで開いているから夕食の買い物でも行こうかと、エコバッグと鍵を持って外に出た。ついでに紙ごみも捨てようと思って中庭に出たときに、ふとジーンズのポケットに入れた鍵を手で探った。あった。出してみた。げっ!家の鍵じゃなーい!会社のキャビネットの鍵やん!気づくと携帯も持っていない、買い物をしようと思って出たのに財布も持っていない!鍵は鍵でも会社のオフィスの鍵だったら歩いて20分、会社に行ってマスターキーをゲットできるのに。携帯を持っていたら同僚に電話して会社の中に入れるのに。最悪財布を持っていたらホテルに泊まれるのに。なーんにも助けになるものは持っていない! 頭の中真っ白…。うちのアパートはもちろんオートロック。鍵がなければ建物の中にさえ入れやしない。しばしボーゼン。幸い夏で寒くない。最悪一晩中中庭にいる!?またボーゼン。頭が働かない。 おそるおそる建物のドアを引っ張ってみる。開いた!ラッキー!これで外で過ごすことはなくなった(セキュリティ的にはどーなんだ)。もしかして部屋のドアもちゃんと閉めてないかも!?と淡い期待を抱いて階段を上がったけどドアはびくともしない。ここでまたしばしボーゼン。 さて、どうする?向かいの部屋からは子供の声が聞こえる。どうやら在宅しているらしい。ここの夫婦とは一度挨拶したことがある。さて、どうする?これは彼らに助けを求めて大家に電話してもらうしかない。 ドアホンを鳴らす。子供と男性が出てきた。あれっ?挨拶した旦那とちょっと違うような気がするけど気のせい?とにかく事情を話す。親切な彼は部屋の中に招き入れてくれて大家のエージェンシーに連絡を取ってみる、と言ってくれた。部屋の中には奥さんと生後4ヶ月の赤ちゃん、そして奥さんのお母さん。私が挨拶したご夫妻はただいまバケーション中で不在であり、彼らはその留守中に猫の世話をするために、この部屋に滞在しているのだとか。 そんな世話話をしている間に彼はエージェントに電話してくれたが私がその部屋に住んでいる証明、つまり賃貸契約は持っているかと聞かれ、会社が契約しているから持っていないと答え、ID番号で住所を確認すると言われたが、私がIDを取得したのは仮住まいしていた前のアパートのときで、引越し後変更していないので、それも一致せず。「開けてさえくれれば私の名前と住所が記載された請求書を見せることができる!」と言ったら、ようやく係りの人が来てくれることになった。 待つこと30分弱(その間の英語での世話話も苦痛。相手はアメリカ人なのでフィンランド人とは違った流暢過ぎる英語…)。係りの人が来てくれて、ようやく自分の部屋に入ったときには脱力。 あぁぁぁ〜疲れた。
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