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2006/04/30(日)
苛酷なアルペンルート
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今日のホテル出発は8時。おかげで朝から展望露天風呂で雪をかぶる山々の眺望を楽しみながら温泉につかれて気分は上々。 バスは定刻通り出発しアルペンルートの片方の出発地である扇沢駅に9時前に到着。添乗員さんがなかなか発券できず結局9:30のトロリーバスに乗車。到着すると景色は一変して真冬の黒部ダム。水はカチカチに凍っていて全く流れていない。写真を撮りながら次のケーブルカーの駅の手前で集合。この集合時間が10:10だったので、あまりゆっくり景色を楽しむということはできなかったのだけど、ケーブルカーに乗れたのは結局11:10。 昨日から添乗員さんがこの立山アルペンルートを団体で通るのがいかに大変か一生懸命訴えていたが、それがなんとな〜く理解できてきたのはケーブルカーで到着した黒部平。たいして見るところもないこの場所で待ち時間はなんと1時間!しかも通勤ラッシュのごとき人の多さでごった返していて座る場所もなし。かと言って外は真冬なみの寒さで10分もいれば手足が凍えてしまう。なんとか座る場所を確保して持参のお弁当を急いで食べて、次から次へと到着し座る場所を探している人に席を譲ったあとは少しお土産を見ていたが人の多さに疲れる〜(>_<)。 ようやく集合時間になりロープウェイの乗り場に集まっても、遅れまくっていていっこうに乗れる気配なし。添乗員さん曰く「予約はしていても予約にならない」のがこのアルペンルートらしい。予約時間よりかなり早く乗り場に並んでいた中国人の団体旅行客に順番を逆にされ駅員さんにくってかかる添乗員さんの必死さで、だんだん大変さが実感できてきたり…。 ロープウェイで大観峰に到着し、しばし雪山の景色を楽しんだ後は順調にケーブルカーに乗れ室堂に到着。集合時間は15時。帰りのサンダーバードは金沢を18:43発。間に合うのか?という焦りが添乗員さんに見えてくるが、こちらとしてはようやく待望の雪の大谷ウォークができるので黒部平でのストレスも吹っ飛ぶってもの♪天気は曇っていたので青空と雪の壁のコントラストは楽しめなかったけど19mもあるという壁は圧巻だった。通行証ももらい30分ほどで戻り、立ち食いのそばを食べながら集合時間を待った。 美女平までのバスに乗れたのは結局15:30。雪の壁がこんなに長く続いてるなんて予想外(ウォークができるところだけかと思っていた)で最初は見てたんだけど、単調なのであえなく爆睡(笑)。 美女平からは最後の交通手段である立山までのケーブルカーに乗るのだけど、到着したのが16:20頃。バスを飛び降りた添乗員さんは走って駅に向かい、戻ってきたときには頭があまりにも混乱したのか「集合時間は16:20です!」。いや、もう過ぎてるし。一時間間違ってない?と思っていたら「すみません!18:20です!」えーっ!?二時間もあるの!?ここも人でごった返していて座る場所もなし、おみやげ屋も人の渦なのに、どうやって二時間も時間をつぶすの?しかもサンダーバードには乗れないやん。ここでサンダーバードに初めて乗れると楽しみにしていた叔母がキレ、代行バスでもええやんと添乗員さんに迫った。これはちょっとビックリだったのだが、添乗員さんもアルペンルートの最後の交通手段であるケーブルカーに乗らなくてもいいと納得してもらえるなら、と交渉しに行ったが、結局はその代行バスも併せて順番を振った結果が18:30発なのだとか。 こうなったら仕方がない、待つしかない。レストランに行ってみたが座る場所はまったくなし。同じツアーの人も地べたに座ったりして待っている。1時間弱経った頃、ほぼ同じスケジュールで動いていた5号車チームの呼び出しがかかった。高原バスには私たち4号車チームより20分ほど早く乗っていたくらいだったので、私たちの呼び出しも早くなるかも!?ふと見ると5号車チームらしき人たちが代行バスに向かっているようなので確認しようと近づいていってる途中にアナウンスが聞こえ、5号車チームに気が向いていたので内容を聞きそびれたが「あれっ?今のうちの添乗員さんの声では?」と思い、戻って両親と叔母に聞いたら「聞いてへんかった」。これだからツアコンで私が同行しなければいけない(-_-; でも同じ4号車チームの人が動き出したので「やっぱり!」と思い乗り場に向かうと添乗員さんが待っていた。結局1時間ほど早くケーブルカーに乗り立山へ。立山からはノンストップで金沢駅へバスが走り、予定していたサンダーバードの次の雷鳥の自由席に乗り込んだ4号車&5号車チーム。自由席が空いていたおかげで、ゆったりと席を取って大阪に向かった。到着したのは22:30頃。ふわぁ〜、疲れた〜。まさかアルペンルートがこんなに大変だとは知らなかったよ(>_<)。 でも、両親&叔母はその景色には満足していた模様で、ツアコンとしてはホッと安心だったのだ。
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