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魚貫崎
今日は天草へ来たら必ず顔を出す魚貫崎の沖磯へ行ってきました。
まだ真っ暗で何もわからない6時頃に適当にエギを投げてしゃくってると、いきなり1.6kgのアオリが乗ってきた!
やはりここは天草なんだな〜!とさらに期待して投げてみるが次からはチビのオンパレード。この前の熊野と大差ありませんでした。
何だかんだで13杯釣り、港で大西船頭にヒラスズキの釣況や今後の見通し等々、質問責めをしてみると1つ“なるほど”と思わせる
答えが返ってきました。それは風とうねりと地理上の問題で、北西風がいくら強く吹いても風波ばかりで持続性がなくサラシは
広がらないとの事でした。確かに地理上、天草を眺めてみると北西部の行く末には朝鮮半島があり、うねりなど存在しないことが
わかります。太平洋との違いはココです。日本列島を大きな沖磯と考えてみると天草近辺は磯裏とはいかないまでも磯裏になりうる
微妙なポイントになります。
当然、ヒラスズキは磯表の潮通しのいい所に生息するわけで沖に黒潮本流が走る太平洋側が有利になると思えます。
また、波に関しても圧倒的に太平洋側の方が大きく確実にうねりに助けられているんで2〜3日釣行日がずれても
普通に通用するんです。
で、結局の話し、大西船頭が何を発したかと言うと『ヒラスズキは春一番が吹いてからがシーズン、それまではあまりよくない』
という事でした。南風〜南西風がしっかり吹くと大きなうねりが発生し、簡単には消滅しない持続性のある状態が続くのと、南風は
湿った暖かい風なんでサラシの表面温度が上がり魚の活性も上がる。と、いい事尽くめ。逆に北西風は冷たい寒気を伴う上、暴風
的な風になることが多く船を壊すような三角波が立つんで安全にお客さんを磯に運ぶことができないそうです。
ヒラスズキのお客さんを安心して運べる最低条件は南西風が基本上にある天候回復の北西風が吹く状態だそうです。
そんな日はびっくりするくらいたくさん釣れるそうです。
今までの天草釣行を省みるとなるほどこの条件がピタリと当てはまる条件の時に私もたくさん釣ってます。
うねりも余裕で一日中持ってた気がします。波だけ見て高い高い!と喜んでちゃダメって事ですね・・・。
なんとなく最近釣れなかった謎が解けたような気がします。
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