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2008/02/23(土)
風の強い日
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久方ぶりに渋谷へ。
前々から気になっていた映画「ジプシー キャラバン」を観た。
ストーリーは…
「インドに起源を持ち、11世紀から全世界に散らばったジプシー。今なお続くロマ/ジプシーへの言われ無き差別と迫害の中で、彼らが奏でる音楽は強靭な響きを持っている。カメラはスペイン、ルーマニア、マケドニア、インドの4つの国の5つのバンドが6週間を掛けて北米の諸都市を廻る「ジプシー・キャラバン・ツアー」を追い、それぞれのミュージシャンのルーツを訪ねる。それぞれの場所で重ねてきた年月がステージの上でひとつになり、圧倒的な力で心を揺さぶる。音楽を通して、人間が生きて行くことの本質的な悲しみ、そして喜びが映し出されたドキュメンタリー」
…てな感じ。
抜粋でごめんなさい。
もうね、完全にヤラレました。
セブ島に行った時にも思ったんだけど、
生活の中に「自然に」(←ここ大事)音楽が溶け込んでいる人には勝てない。
なぜならそこに確固たる血が流れているから。
なんだかんだ言っても、この人達から見たら俺らは血は薄いんだろうなぁ。
何をやっても「○○風」「なんちゃって○○」なんだろうね。
知識の中のルーツと、体の根底から染み込んでいるルーツには天と地ほどの差がある。
ジプシーの壮絶な生き様と、それに裏打ちされた音を聴けてよかった。
震えた。
見終わって、渋谷の街を歩く。
町並みは好きだけど行き交う人はそんなに好きじゃねぇな。
まぁ昔と変わらない印象だな。
「俺は俺なりに自分に嘘のない音楽をやろう。
そん時の自分に嘘のない音楽を」
そう思った週末。
風の強い日。
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